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【11月米雇用統計】利上げ打ち止めで逆イールド発生に懸念? 年末商戦に向けた雇用増の期待も=ゆきママ

今週のドル円はレンジ幅はそこまでではないものの、チョッピーな値動きが続いています。やはり米国の金利や株価が不安定になっているので、その影響が大きいでしょう。したがって、今週の雇用統計はダイレクトに為替が動くことを想定するのではなく、金利や株価にどういった影響があるかを踏まえて考えていきたいと思います。(『ゆきママのブログでは書けないFXレポート(無料板)』『お値段以上!?ゆきママの「週刊為替予測レポート」(有料板)』FXトレーダー/ブロガー・ゆきママ)

想定レートは1ドル=112.30~113.30円、今夜のトレード戦略は?

現実となり始めた逆イールド!そのメカニズムとは?

先週はパウエルFRB議長が現在の金利水準は中立を僅かに下回っていると発言したことで、来年の利上げ回数への見通しが大きく後退。米長期金利(10年債利回り)が不安定化し、株式市場も大荒れとなりました。

さらに今週に入ると、ついに景気後退(リセッション)のサインとされる逆イールドが発生したことで、市場はかなり神経質となっています。

今回は3年債利回りと5年債利回りの金利が逆転したことが話題となりましたが、通常は2年債利回りと10年債利回りを比較します。この2年債と10年債の金利が逆転すると、24ヶ月以内に必ずリセッションに陥っているため、懸念が強まっているというわけです。

通常の場合、短期債は償還期限(元本が返ってくるまでの期間)が短いですから、当然ですが金利は低くなります。2年と考えると少し長く感じられるかもしれませんが、仮に償還期限が1ヶ月で利回りが高い商品があれば、みんなこぞって買うでしょう。たった1ヶ月待つだけで、お金が増えるわけですから、余っているお金があればガンガン投資しますよね。

逆に償還期限が長い商品だと、利回りが良くても手が出しにくいですよね。急にお金が必要になることもありますから、資金拘束を考えれば、通常は短期よりも長期の方が金利が高くなるのが当然と言えます。これが短期金利が低くて、長期金利が高くなるメカニズムです。

では、なぜ金利の逆転現象である逆イールドが発生するかというと、そこには中央銀行の政策が大きく関わってきます。

中央銀行が政策金利(市中銀行にお金を貸し出したり、銀行間取引の際の基準となる金利)を引き上げると、この政策金利という誘導目標に従って短期金利は大きく影響を受けることになります。

一方、長期金利は償還期限が長いことから、中央銀行の決定する政策金利の影響を受けにくく、市場参加者の見通しが反映されやすくなります。

つまり、現状は米国の中央銀行の役割を果たすFRB(連邦準備制度理事会)がポンポンと金利を上げて短期金利が上昇する一方で、もしかしたら将来は不景気になるかもしれないから長期国債を買っておこうという市場の見方が反映され、長期国債の価格は上昇し金利が低下しているというわけです。

Next: 逆イールドの発生を懸念した、今回の注目ポイントとは…

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