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相場に天分はいらない!投資家もスポーツ選手も一流になるために必要なものとは=矢口新

どうしたら投資は上達するのでしょうか、また才能というものは存在するのでしょうか。今回は、落合博満氏の金言からスポーツと投資の共通点について解説します。(『相場はあなたの夢をかなえる ―有料版―』矢口新)

※本記事は、矢口新氏のメルマガ『相場はあなたの夢をかなえる ―有料版―』2018年11月13日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:矢口新(やぐちあらた)
1954年和歌山県新宮市生まれ。早稲田大学中退、豪州メルボルン大学卒業。アストリー&ピアス(東京)、野村證券(東京・ニューヨーク)、ソロモン・ブラザーズ(東京)、スイス・ユニオン銀行(東京)、ノムラ・バンク・インターナショナル(ロンドン)にて為替・債券ディーラー、機関投資家セールスとして活躍。現役プロディーラー座右の書として支持され続けるベストセラー『実践・生き残りのディーリング』など著書多数。

スポーツと相場の共通点と相違点

「できるようになったことを継続するのも練習」落合博満氏

プロ野球選手として、監督として、最も実績を残したレジェンドの1人、落合博満氏の言葉には、相場に向かう者にとっても学びとなるところが多い。ダイヤモンド社刊の新著紹介の中から、トレーダーにとっても役立つものを抜粋する。
※参考:落合博満「『負けたくない』というプライドがもたらした優勝」
※参考:落合博満「遠近2つの距離から選手を見続ける」

「私には現役時代の経験も含めて、プロ野球人としての信念がある。長いペナントレースでは、勝つこともあれば負けることもある。その勝負事を最後に左右するものは何かと問われれば、『諦めた者が負け、諦めさせた者が勝ち残る』ということだと思っている」

「本当に練習を積んできた選手が、自分たちほど練習をしていない選手には負けたくないというプライドだったのだと感じている」

「私が指揮した8年間、中日が春季キャンプで消化する練習量が、12球団で圧倒的に多かったことはご存じの方も多いだろう。それに加え、ペナントレース中には一日の休日も与えなかった。選手たちに『年俸の高いヤツが練習しなくてどうする。下手クソが練習しなければ上手くならないだろう』と言い続けた」

「どんな分野でも、技術を身につけるのは大変だが、必死に取り組んでいれば、どこかで『マスターできた』と感じる瞬間がある。野球なら、選手自身が感じたり、指導している監督やコーチが見て取る場合もあるだろう。ところが、『マスターできた』と感じ、その取り組みをやめてしまうと、瞬く間に技術は元に戻ってしまうものだ。それを防ぐためには、身につけたいと必死になっていた取り組みを続けていくしかない。それは、現役引退を決意してユニフォームを脱ぐまで。できないことをできるようにするのが練習なら、できるようになったことを継続するのも練習なのである」

Next: 相場との共通点と相違点、投資に生かすヒントとは?

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