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いまこそチャイナショック以来のリスクオフ!いまいちわからない、その判断基準とは=日暮昭

「市場リスク規準指数」で見る「リスクオン」「リスクオフ」の状態

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指標は平均を50点として、60点から40点の間は相場がファンダメンタルズで説明できる平穏な状態である事を示します。ここから離れるにしたがって投資家のリスク選好、リスク回避の度合いが強まります。一般に70点を越すとリスク回避の度合いは十分大きくリスクオフの状態にあると言え、80点を越せばこれは極端なリスクオフで、投資家はほとんどファンダメンタルズに関係なくリスクを避けるためにリスク資産である株式の売りに走ることになります。

逆も真なりで、指標が30点を下回ればリスオンの状態になり20点を下回れば極端なリスクオンの状態で投資家はファンダメンタルズにはかまわずリスク資産である 株式を買いまくることを示します。

下図は日経平均とファンダメンタルズから規定される日経平均の変動の上限と下限、そして「市場リスク規準指数」の推移を2016年1月4日から直近の2018年12月21日まで日次ベースで示したグラフです。

<日経平均と変動の上限・下限の推移(2016.1.4~2018.12.21)>

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<「リスク規準指数」の推移(2016.1.4~2018.12.21)>

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指数が80点を超える極端なリスクオフの状態になったのは2016年2月の中国ショックと直近の2018年12月21日だけです。

この極端なリスクオフの状態が今後どのような形になるのか、今後の相場展開を見通すうえで注目されます。

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資産運用のブティック街』(2018年12月26日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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