一方向に流されやすい日本人、信任が低下すれば…
今のところ財政破綻を懸念するのはほんの一部の人たちで、逆に昨今の日本国債の金利の低さなど見ていますと、日本円に対する市場の信任は盤石のようにすら見えます。
政府が発行してきた国債のうち、過半を日銀が保有するという現状を加味しても、いまのところ日本円に対する市場の信任は、揺らいでいないといってよいでしょう。
ただしそのような現状に、あぐらをかいていてよいとも思えません。
日本人は一方行に流れやすい国民性を持っているように見えますので、いったん通貨に対する信認が低下すれば、一気に市場に動揺が伝染するという懸念は、持っておくべきではないでしょうか。それが危機管理だと思います。
経済学が自然科学と違う点は、人間の心理によって結果が、いかようにも変わるという点ではないでしょうか。
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『一緒に歩もう!小富豪への道』(2019年2月1日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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