東京市場は休場明け、火曜日の反応を見極めよう
さて、年替りの第1週は大発会から5営業日続落となりました。年末年始の休場期間中の外部要因悪化から大発会以降の大幅調整となりましたが、大型株が値を消す展開なのに比べて、人体認証関連、ロボット関連、自動運転関連、フィンテック関連などテーマ性を持った中小型株で個別に人気化した銘柄も目立っています。
テクノホライゾン・ホールディングス<6629>やラクーン<3031>、アクモス<6888>などのテーマ株の物色の流れは続いており、これらの材料株が全市場の売買代金上位に進出する場面もあるなど、個人投資家による個別テーマ株の物色意欲は旺盛です。
年末年始の休場期間中を含め、今週も外部要因の変化に揺さぶられる展開となりましたが、重要経済指標・米雇用統計の発表、週明け月曜日も「成人の日」の祝日休場となるなど、東京市場は、ひとまずは祝日休場明けとなる火曜日の反応を見極めたいところです。
1月11日週は中長期視点で活躍が見込める銘柄を物色する場に
さらに来週は米国主要企業の決算が本格化。この先控えるイベントを確認しながら、イベント通過後の方向性、投資テーマを探っていきましょう。外部要因は安定感を欠いていますが、やはり今は日々の相場変動や銘柄やセクター間の資金循環に惑わされず、企業の将来性をポイントに、個々に銘柄選別を行う場面。エントリーに関しても各イベント確認後の来週でも遅くはないでしょう。
また、NISA(少額投資非課税制度)も稼働3年目に突入。すでにNISA口座を開設していれば、今年からは従来までの100万円に加えて新たに20万円が加えられ、合計120万円の非課税枠が設けられており、このNISA口座で取引を行えば、投資金額120万円分までの株式投資や投資信託にかかる値上がり益や配当金(分配金)が非課税となることから、中長期視点で資産株投資を行う良いタイミングでもあります。
この大発会からの軟調相場でも、個人投資家を中心としたテーマ性の強い銘柄の物色意欲は旺盛。全体相場が下がったところでは信用の売りポジションも積み上がってきている場面ですし、売り方の買い戻しや日銀の追加緩和期待なども出てくるところです。これらのイベントを確認しながら、イベント通過後の方向性、投資テーマを見極めて、中長期視点で活躍の見込める銘柄を物色する仕込み場としたいところです。
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※チャートと太字はMONEY VOICE編集部による
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