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年金制度はいまのままで大丈夫なのか?深刻化する「8050問題」について考える=街

80代の親と50代の子が社会から孤立する「8050問題」が深刻化しています。年金の設定や対策は今のままでいいのでしょうか。国の施策について考えます。(『億の近道』街のコンサルタント)

プロフィール:街のコンサルタント
20数年間を金融(主に証券)会社で過ごし、投資銀行業務や事業育成の業務を担当。「金融機関に籍を置く(安全な)立場で客観的なことを言うより、いっそのこと経営者と同じ立場で事業拡大のお手伝いを出来ないものか」と思い立ち、2005年春に証券会社をリタイアしてコンサルティング会社を設立。

余裕ある年金制度の弊害…8050問題の現実

昨年からNISAで株式投資を始めた投資家は全滅

金融市場では、いよいよ運用先(投資先)が減ってきており、利回りを得るならREITか外貨建て投資くらいしかありません。株式市場に至っては鉄火場と化していて、昨年からNISAで株式投資を始めた投資家は全滅とのことです。

2,000万円騒動も含めて、金融庁も金融業界も旗を振りますが、まずは個人投資家が儲かる市場にならなければ、煽るだけでは単なる公的詐欺です(苦笑)。

さて、ご近所にも8050問題を考えさせられる親子が住んでいます。

感じのいいご家族ですが、息子さん(60くらい?)は仕事をしているものの収入が安定しないため、おばあちゃんが時々小遣いをあげていると聞きます。

約15万円の年金のうち基本的な生活費が約10万円で、残りを冠婚葬祭やご近所との交流費用など、そして息子さんへの小遣いにしているそうです。

2人分の光熱費や食費などの大半をこの10万円で賄っていて、息子さんは自身の稼ぎでマイカーを持ち毎週彼女の家へ遊びに行っていると聞きましたから、平たく言えば自分が遊ぶお金だけを稼ぎ、生活や小遣いの不足分などを母親の年金で支えてもらっている構図です。

月々の2人分の生活費が15万円ですから大変だなぁ~と思う反面、これはちょっと変だなとも感じています。

なぜなら、本来この年金はおばあちゃんの生活を維持するための保険です。おばあちゃんが贅沢をせず余裕分を捻出しているとは言え、息子(娘)の生活費や遊興費までカバーすることは想定していません。

もちろん、年金受給者に「カツカツの生活をしろ」などと言うつもりは毛頭ありませんが、この余裕があるから息子さんは毎週(恐らく)1~2時間しか使わない自家用車を保有し、(これはあくまでも近所の噂ですが)拘束されるのを嫌いアルバイト的な仕事を続けていられるのではないでしょうか。

時々顔を合わせるおばあちゃんはとても愛想が良く、ご近所でも息子さんの事を楽しそうに話されるそうですが、うちの母親曰くは「あれは親馬鹿だね。あれじゃ、ちゃんと働かないよ。」と冷酷に切って捨てています(苦笑)。

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