WeWork株の問題で、孫社長のメッセージが待ち遠しいソフトバンクG
因みにソフトバンクGは投資したWeWork株の問題発生でIPOができないなどの不透明要因を抱えてしまったようだ。それも投資額が巨大だけに、自ずと評価を下げてしまうことになる。グローバルな投資だけに米中貿易摩擦の影響の受けやすいし、余りに不透明感が強く、孫社長の11月の説明会でのメッセージを聞くまでは不安で仕方がないという投資家があふれているのかも知れない。
一方の光通信は年間1,000億円もの有価証券を取得しており、この1Qも212億円の有価証券を取得。相変わらず大量保有報告書に相次いで細かく届けを出しています。
9月24日からだけでも9社の株式買い増し、新規の大株主になっている状況です。会社四季報の株主名に光通信の名前が頻繁に登場していますので、より一層目に触れるようになってきました。
年間1,000億円の取得と一方では500億円程度の売却も行うなど、細かな売買が頻繁に行われていることが伺えます。基本的な投資対象はテーマではなく割安なバリュー銘柄が主なところ。
ただ、先般投資したうるる<3979>のように上場間もない無配株もあるなど政策的な見地での投資もあるように見受けられる。
このようにソフトバンクGの生き方も光通信の生き方も、継続課金型事業から生まれた事業から発生したキャッシュを活かして投資事業にシフトしていくという点では共通しているように見えるが当然ながらその中身はかなり異なっている。
どちらがゴールで笑顔を見せられるのかそれは未来において分かることになる。
【参考:光通信が直近買い増しした保有株】
9月24日
日本プリメックス<2795>
先週末株価826円 33.26万株 6.02%
9月26日
CIJ<4826>
同825円 162.78万株(BP社分も含む)8.32%
荏原実業<6328>
2045円 43.49万株 6.48%
日本高純度化学<4973>
2478円 31.7万株 6.02%
10月1日
うるる<3979>
1270円 新規17.41万株 5.1%
10月3日
ユアサフナショク<8006>
3675円 24.54万株 5.01%
10月4日
神田通信機<1992>
2555円 7.24万株 8.28%
NID<2349>
1257円 101.74万株(うちBP社40.03万株)7.76%
レイズネクスト<6379>
1083円 606.4万株(BP社368.4万株)11.2%
image by : Costello77 / Shutterstock.com
『億の近道』(2019年10月7日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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