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事実、貧乏人ほど肥満が多い。健康格差で老後は働けず、貧困スパイラルへ=川畑明美

年収が低い世帯ほど、健康にも格差があるようです。そして厚労省による調査では明確に、「所得が低い人ほど肥満の割合が高い」という結果が出ています。(『教育貧困にならないために』川畑明美)

プロフィール:川畑明美(かわばた あけみ)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。

食費を真っ先に減らすのは危険。もっと見直すべきことがある

所得が低い人ほど肥満が多い

年収が低い世帯ほど、健康にも格差があるようです。

そして所得が低い人ほど肥満の割合が、高いという結果が出ています。

※参考:2015年発表厚生労働省「国民健康・栄養調査結果」(PDFファイル)

上記の厚労省の調査結果によると、所得が600万円以上の世帯に比べて、200万円未満世帯の人は、肥満の割合が高いのです。

老後まで働く必要があるのに、働けない…

食費に困る人ほど、「お腹を満たす」食事をしているということです。

若い頃であればお腹を満たす食事でもよいのですが、それが習慣化してしまうと、成人病につながります。

所得が低い人ほど、年金の受給額が少なく、長く働く必要があります

それなのに、病気になって、働くこともできず、さらに貧困状態になっていってしまうのです。

前述の資料から、低所得世帯の人は「穀類の摂取量が多く、野菜類や肉類の摂取量が少ない」ことが明らかになっています。

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