PayPayとLINE Payは共存へ
いずれにしても、アリババに出資しているソフトバンクすなわち孫社長は、こうした中国の事情をよくわかっています。
ですから、それぞれの良さを生かしながら、PayPayとLINE Payをうまく共存させていくことを考えているはずです。
中国のアリペイとウィーチャットペイがうまく共存しているように、PayPayとLINE Payを共存させながら双方を大きくしてくことを考えているかもしれません。
孫正義氏「投資失敗」の余波がここにも?
ただ、1つの懸念材料は、ソフトバンクグループの巨額投資の失敗です。
ソフトバングループというより、孫社長の失敗と言ってもいいのですが、1兆円を超える投資を行っていたアメリカのシェアハウス運営会社・ウィーカンパニーの企業価値が急落し、2019年上半期の9月中間決算で過去最悪の7,000憶円の赤字に転落しています。
孫社長は、ウィーカンパニーに対してさらに9000億円もの追加融資を行い、同社の立て直し図る考えですが、こうしたスタートアップやユニコーン(企業価値が10億ドル以上の非上場企業)に対する積極的な投資が、ソフトバンクグループ傘下の企業のアキレス腱になる危険があります。
これが不安要因といえるでしょう。
<初月無料購読ですぐ読める!12月配信済みバックナンバー>
※2019年12月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。
- 「7月の壁」を越えられるか(12/1)
※有料メルマガ達人岩田昭男のクレジットカード駆け込み道場』好評配信中!ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2019年12月3日)
※タイトル、見出し、太字はMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
達人岩田昭男のクレジットカード駆け込み道場
[月額880円(税込) 毎月1日・15日配信]
世の中すっかりカード社会になりましたが、知っているようで知らないのがクレジットカードの世界。とくにゴールドカードやプラチナカードなどの情報はベールに包まれたままですから、なかなかリーチできません。また、最近は電子マネーや共通ポイントも勢いがあり、それらが複雑に絡み合いますから、こちらの知識も必要になってきました。私は30年にわたってクレジットカードの動向をウォッチしてきました。その体験と知識を総動員して、このメルマガで読者の疑問、質問に答えていこうと思います。ポイントの三重取り、プラチナカード入会の近道、いま一番旬のカードを教えて、などカードに関する疑問にできるだけお答えします。