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11月のぬるま湯相場から一転…12月に入って株価が乱降下する、その背景とは?=久保田博幸

4日に発表された11月のISM非製造業総合指数は予想を下回るも、反応なし

そして4日の米10年債利回りは1.77%と前日の1.72%から上昇した。欧州の国債も同様に売られた。4日には11月のISM非製造業総合指数が発表され、予想を下回っていたがこれに対する反応は低かった。

2日に発表された米ISM製造業指数は48.1と前月から0.2ポイント低下したことで、この日の米株の売り要因となっていたとされる。ISM製造業指数より、ISM非製造業のほうが市場に大きな影響をあたえるとの声もあったが、今回はそのようなことがなかった。

市場の動きに対してはこのような説明も可能ながら、トランプ大統領の発言やツイート、さらに経済指標に対する反応度、また金利そのものの動きの要因など、なかなか説明しづらい面もある。

市場の反応は機械的に行われているわけではない。流れそのものの見極めと共に、市場は何に敏感になっているのか、その反応度についても感覚的に見ておく必要がある。

これを例えばAIなど機械で判断させることは困難に近い。市場の価格形成は物理的な法則とかに沿ったものではない。人間の行動原理や気迷い、噂に対する感応度、それが真実かどうかの見極めなど、価格そのものの動きなどを含めて、判断していくことになる。

そういったものが累積されての価格変動ということになる。機械はそのような判断を感覚的に掴むことはできないのではなかろうか。

しかし、動きが出るとそれに乗っかってくることで価格の動きを加速させる要因とはなっており、ここにきての大きな値動きの背景のひとつにはなっていると考えられる。


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image by : Shinari / Shutterstock.com

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牛さん熊さんの本日の債券』2019年12月5日号より
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