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大企業か、ベンチャーか。就職でどちらを選ぶか迷う人が幸せになれないワケ=午堂登紀雄

日本の大学か、海外の大学か

ほかにもキャリア選択の悩みというと、国内か海外かという迷いがあります。

たとえば日本の大学に進学するか、海外の大学に進学するか。これが社会人なら、国内企業に就職・転職するか、外資や国外の企業に就職・転職するか…。

これも、自分がやりたいことができるなら、「どちらでもいい」ということになりますが、もし私がそれを選べる状況に直面したなら?

たとえば国内の大学だけではなく海外の大学にも合格した、就職・転職活動をしたら内資・外資両方から内定をもらえた、勤めている会社で海外赴任の話が持ち上がった、などです。

私なら、あえて「外の空気を吸ってくる」だろうと思います。

海外に行けば、自分たちとはまったく異質の価値観は刺激にあふれています。それを実感するのは早い方が良い。

なぜなら、そういう自身の内的な変化を、より長期間、自分の仕事や生活に反映させることができるからです。

例としてどうかと思いますが、変な話、日本人と結婚したあと外国人の魅力に気づくか、外国人の魅力を知ったあとで、でもやはり日本人と結婚するほうを選ぶかで、自分の判断の納得度が格段に違う、というのはわかりやすいのではないでしょうか。

むろん、実際には行ってみなければわからない。たとえば後悔することになったとしても、それも自分の糧になるはずだと私は考えています。

だからもし、そういうチャンスに恵まれたら、ぜひ手を挙げていただきたいな、と思います。

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午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』(2020年1月27日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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