日本経済新聞、NHKなどによると、JR東日本が9日、山手線の新駅として今月14日に品川駅と田町駅の間に開業する「高輪ゲートウェイ駅」の内覧会を行い、報道陣に公開された。
日本経済新聞によると、山手線の新駅開業は日暮里以来49年ぶりで、駅舎の設計は有名建築家の隈研吾氏が担当。「和」が意識されたデザインの新駅をJR東日本は「未来の駅」と位置付け、無人コンビニエンスストアを設置したり、QRコードで通過できる新型の自動改札機を導入したり、周辺施設や路線の乗り換えを人工知能(AI)で案内するロボットを試験的に導入していると伝えている。
JR山手線で、およそ半世紀ぶりの新駅となる「高輪ゲートウェイ」の駅舎が完成し、今月14日の開業を前に内覧会が行われました。特徴の1つが改札内のコンコースで、警備や利用客の案内、それに清掃などを行う自律移動型のロボットが稼働していることです。https://t.co/LJOeRX4xkL#nhk_news pic.twitter.com/GzjGFbWWBH
— NHKニュース (@nhk_news) March 9, 2020
しかし、報道で案内板のフォントに目を留めた人が呟いた「なんで明朝体にした!言え!」というツイートに共感の声が集まり、「新駅・高輪ゲートウェイ駅の案内板がひどい。とにかくひどい。」と話題に。スマートな「未来の駅」の案内板が、「ダサい」「理解不能」「パチモン臭い」「安っぽい」「見にくい」と酷評される事態になっている。
いま盛り上がっているまとめをお知らせします。
「「なんで明朝体にした!言え!」新駅・高輪ゲートウェイ駅の案内板がひどい。とにかくひどい。」https://t.co/hWqfn0vLFo.
— トゥギャッター公式 (@togetter_jp) March 10, 2020
鉄道で使われるフォントは、視認性・可読性の高い「新ゴシック体」が使われていることが多い(mitok)が、なぜ高輪ゲートウェイ駅には明朝体が使われることになったのか、気になるところだ。NHKは、JR東日本事業創造本部の三輪美恵部長の「「高輪ゲートウェイ駅は“やってみよう”というコンセプトのもと、AIを活用した新しい取り組みにチャレンジしている」という話を紹介しているが、案内板についても「やってみよう」と新たなフォントにチャレンジしたということか。
駅周辺の開発を進め、2024年に街全体の本格開業を目指すという高輪ゲートウェイ駅。一風変わった案内板は、ある意味街の見ものになるのかもしれない。
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