fbpx

株価暴落の第二波・第三波は来る。コロナと共存できない企業はこの2年で衰退へ=藤井まり子

ヘリマネ出動のたびに悲観から楽観へ、楽観から悲観へと揺れ動く「激動の時代」

新型コロナが起爆剤となった「前代未聞の地殻変動」では、各国中銀も無制限の金融緩和策でこれに対応します。各国財務相も惜しみなく「バラマキ」を継続します。

2020年、第二次世界大戦前の恐慌時代の1930年代からおよそ90年ぶりに、ヘリコプターマネーが出動しているわけです。

向こう1年半から2年くらい経過すれば、新型コロナの特効薬かワクチンの開発に目処が立つかもしれません(夢物語かな?)。

あるいは、向こう1年半か2年くらい経過すれば、新型コロナの第二波・第三波を乗り越えて、人類は集団免疫を獲得しているかも知れません。

その頃になれば、アメリカの株式市場も「2020年2月の史上最高値」を更新するようになるかもしれません。

しかしながら、それまでは、楽観と悲観が交互に激しく入れ替わって、内外の株式市場はボッ
クス相場を形成する可能性があります。

向こう1年半から2年くらいの中長期で眺めれば、長期国際分散投資においでは、ピンチはもちろんビックチャンスです。ピンチのたびに株式を買い増していけば、中長期では大きく報われることでしょう。

向こう1〜2年はボックス相場か

目下、内外の株式市場では楽観論が支配的で、3月23日の底値から半値まで戻してきました。ここ1ヶ月くらいは、楽観と悲観が拮抗しています。

それでも、この春から夏、さらには秋にかけて、悲観論が優位に立つ場面が訪れることでしょう。

内外の株式市場は2割くらいは下落する可能性もありますし、下手をすると、二番底を探る展開になって、3月の底値を更新するかもしれません。

株式市場が二番底・三番底・四番底……を探るたびに、パウエルFRBとアメリカ財務省は、さらには日本やヨーロッパは、さらなるヘリマネをばらまくことでしょう。

そうすれば、再び、内外の株式市場では楽観論が支配的になるかもです。

当面、向こう1年半から2年くらいは、この繰り返しになるのではないでしょうか?

Next: 膨大な資金の置き場に困っている富裕層は、2~3年(?)後の「コロナ危機」――

1 2 3
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー