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「デジタル円」始動も遅すぎた?トランプが恐れる「デジタル人民元」に日本人も飲まれる=高島康司

「デジタル円」の導入で生活はどう変わるのか?

では、「デジタル円」が導入された場合、我々の生活はどのように変わるのだろうか?

冒頭に書いたように、すでにスマホを介したさまざまなタイプのデジタル決済がすでに導入でされているので、「デジタル円」が導入されてもさほど大きな変化は感じないはずだ。「PayPay」や「Line Pay」などの既存のデジタル決済と同じように、日常的な買い物ではスマホをレジにかざすと、ウォレットに入金されている「デジタル円」から支払いが完了するという感じなる。

そして銀行だが、「デジタル円」の導入後も生き残る公算は高い。月々の給与や預金など保有している高額な「デジタル円」全額をスマホのウォレットに入れて持ち歩くのはリスクが高い。発行された「デジタル円」はすべてブロックチェーンに記録されているので、スマホを紛失したり、スマホが壊れたとしても、保有する「デジタル円」を失うことはない。しかし、それでも保有する高額の現金を持ち歩くことには抵抗がある。

そうした状況で、おそらく銀行が口座形態で「デジタル円」の個人用ウォレットで「デジタル円」を保管し、個人はその口座から必要な「デジタル円」をその都度引き出して、スマホのウォレットに入金して使うということになると思う。

さて、長くなるので今回はこの辺にしたいが、実は「デジタル円」でもっとも大きな影響があるのは、中央銀行の金融政策かもしれない。発行された「デジタル円」はすべてブロックチェーンに記録されるので、発行された通貨の正確な流通量と、使用状況が把握できるのである。

これが「デジタル円」ならではの金融政策を可能にするかもしれない。長くなるので、この解説はまた別の機会に譲ることにする。

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image by:Alexander Supertramp / Shutterstock.com
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ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン』2020年6月22日号より一部抜粋
※記事タイトル・リード文・本文見出しはMONEY VOICE編集部による

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ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン

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昨年から今年にかけて仮想通貨の高騰に私たちは熱狂しました。しかしいま、各国の規制の強化が背景となり、仮想通貨の相場は下落しています。仮想通貨の将来性に否定的な意見が多くなっています。しかしいま、ブロックチェーンのテクノロジーを基礎にした第四次産業革命が起こりつつあります。こうした支店から仮想通貨を見ると、これから有望なコインが見えてきます。毎月、ブロックチェーンが適用される分野を毎回紹介します。

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