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映画『鬼滅の刃』3日で興収46億、『千と千尋』超えで宮崎駿が本気出す?

公開前から何かと話題になっていた人気アニメの劇場版作品『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。公開初日の16日(金)から土日を含めた3日間の興行収入は、記録づくめとなったようだ。

報道によると、初日から3日間(18日まで)の興行収入は46億2311万7450円、動員数も342万493人を記録したとのこと。ちなみにアカデミー賞の作品賞受賞作で、コロナ禍以前の19年末に公開された「パラサイト 半地下の家族」の日本における興行収入が約47億円ということで、その数字にわずか3日間で肉薄したことになる。

「鬼滅の刃」は、20年5月まで「週刊少年ジャンプ」誌上で連載していた漫画が原作で、コミックスは累計1億部を突破。19年に放映されたテレビアニメによって人気に火が付き、今月10日と17日に放映されたアニメの特別編集版は、いずれも視聴率15%以上をマークした。現在では各コンビニや飲食チェーン、飲料や食品メーカーなどとのコラボが多数展開されるなど、社会現象ともいえる盛り上がりを見せている。

まるで“無限列車”な上映スケジュール

劇場版「鬼滅の刃」の公開前に大きな話題になっていたのが、その異様すぎるほど多い上映回数だ。

複数スクリーンを持つシネコンでは殺到するファンを捌くため、なかには一日に40回以上の上映を設定したところも。ネット上では、都内・新宿エリアにある3館の上映時刻を“時刻表スタイル”で表したものが注目を集め、「うちの最寄りの電車より本数ある」「流石は『無限列車』」といった声があがっていた。

ブームは都心部だけに留まらない。シネコンが併設されている各地方のショッピングモールでは、専門店開店前の段階で駐車場が満車状態になるところもあり、周辺の道路では駐車待ちの大渋滞が発生。「おかげで予約した歯医者にたどり着けない」と、日常生活に支障をきたす方もいたようだ。

さらに、そのイレギュラーかつ過密な上映回数が故か、サーバーがダウンしてしまいチケット発行が不能となったシネコンも。また、間が悪いことに映写機トラブルが起きてしまったところもあるなど、この3日間の映画館はまさに大混乱状態だった模様だ。

『千と千尋』の興収308億円を超えたら宮崎駿監督が黙っていない?

このように全国的な大ブームとなっている劇場版「鬼滅の刃」だが、そうなると気になるのが、最終的な興行収入をどこまで伸ばすのかという点だ。

過去のアニメ映画と比較すると、新海誠監督の「君の名は。」(2016年公開)が、公開から2日間で記録したのが興収7億7000万円。当作品は最終的に約250億円の興収を記録し、洋・邦画を合わせた日本における歴代興収ランキングで4位、邦画では2位となっている。さらに、同じく新海誠監督の2019年作品「天気の子」は、公開から3日間で16億4380万円、現時点で141億9000万円の興収を記録している。

「天気の子」の公開から3日間の興収を比較すると、今回の「鬼滅の刃」はその約3倍ということで、大ヒットのひとつの目安でもある興収100億超えは濃厚な情勢。さらに、このまま好調に推移すれば「君の名は。」の興収約250億円に肩を並べるのも夢ではなさそうだ。

ちなみに日本における歴代興行収入ランキングのベスト3だが、3位が「アナと雪の女王」(興収約255億円)で2位が「タイタニック」(興収約262億円)、そして1位は、巨匠・宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」(2001年公開)で、その興収は約308億円。もし万が一、「鬼滅の刃」の興収がそれを超えるようなことになれば、宮崎駿監督が刺激を受けて“変なとこにこだわった長編娯楽作”を作ってくれるのではといった希望的観測もネット上ではあり、アニメ業界における相乗効果の意味でも、劇場版「鬼滅の刃」には頑張って欲しいという声があがっていた。

今回の「鬼滅の刃」の大ヒットにくわえ、同じくアニメ映画では、延期となっていた「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開日が2021年1月23日に決定。さらに実写映画のほうでも、嵐の二宮和也さん主演の現在公開中の作品「浅田家!」が、ワルシャワ国際映画祭において邦画では初となる最優秀アジア映画賞を受賞するなど、明るい話題が続く日本の映画界。コロナ禍において大打撃を受けた同業界だけに、これらの作品の歴史的大ヒットに期待する声は大きい。

Next: 「鬼滅」人気の陰で興収2位に泣いた作品

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