今週の一枚「VIX指数の推移」
※米国の代表的な株価指数である、S&P500指数の予想変動率を示すVIX指数は、コロナ禍の懸念が膨れ上がった今年3月には大きく上昇したが、その後は低下し、米株式市場における投資家心理の落ち着きを示唆している。
※ただし、VIXが2018~2019年に20以下で推移した局面が長かったことと比べると、まだ足元の水準は高めで、市場の警戒感は完全には解けていないともいえる。
※大統領選の決着がほぼついたことから、先行きVIXはもう少し低下することがありうる。しかし米政治面では、まだ議会上院の多数をどちらの党が握るかが判明しておらず(現時点でともに48議席ずつを確保、残り4議席のうち2議席は来年1月の決選投票を待たざるをえない)、バイデン新政権の閣僚人事も、市場に影響を与える可能性がある。
※米国を含めた主要国の株価は、中長期的に上昇基調をたどるとは予想するが、その道のりは上昇一辺倒ではないのだろう。
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※本記事は有料メルマガ『馬渕治好の週次メモ「時の花」』2020年11月9日号の一部抜粋です。毎週いち早く馬渕氏の解説をご覧いただくには、今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した項目もすぐ読めます。
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『馬渕治好の週次メモ「時の花」』(2020年11月9日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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