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日経平均は97.45円高でスタート、任天堂やキーエンスなどが上昇

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26884.99;+97.45
TOPIX;1778.68;+10.30


[寄り付き概況]

 2日の日経平均は97.45円高の26884.99円と続伸して取引を開始した。前日1日の米国株式相場は反発。ダウ平均は185.28ドル高の29823.92ドル、ナスダックは156.37ポイント高の12355.11ポイントで取引を終了した。ペンス副大統領が各州知事にワクチン配布を2週間内に開始する可能性を伝えたことが明らかになったほか、中国の良好な指標を好感し寄り付きから大きく上昇した。また、追加経済対策を巡り、マコーネル共和党上院院内総務が年内の成立の必要性を主張したほか、ムニューシン財務長官とペロシ下院議長が協議することが明らかになったため期待が高まり、終日堅調に推移した。ナスダック総合指数は史上最高値を更新した。

 米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。日本でも新型コロナワクチンの実用化、普及への期待が高まり、株価支援要因となった。また、パウエルFRB議長が米上院銀行委員会での議会証言で米景気の先行きに警戒感を示したのを受け、FRBの低金利政策が長期化するとの見方が広がり、東京市場の安心感となった。一方、国内で新型コロナの感染拡大が続いており、「GoToトラベル」について、高齢者や基礎疾患がある人に東京発着分の利用自粛を要請することで政府と東京都が合意したこともあり、今後の感染拡大に対する警戒感が強くなっており、また、このところの急ピッチの株価上昇で高値警戒感もあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。

 セクター別では、非鉄金属、保険業、ゴム製品、証券商品先物、繊維製品などが値上がり率上位、精密機器、情報・通信業、サービス業、その他金融業、空運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、任天堂<7974>、キーエンス<6861>、信越化<4063>、トヨタ<7203>、SUBARU<7270>、伊藤忠<8001>、三井住友<8316>、武田薬<4502>、パナソニック<6752>、コマツ<6301>、キヤノン<7751>、ブリヂストン<5108>、東京ドーム<9681>などが上昇。他方、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>、ZHD<4689>、レーザーテック<6920>、神戸物産<3038>、ブイキューブ<3681>、チェンジ<3962>などが下落している。

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