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マイナンバー「学校成績記録」に非難殺到、先に政治家の不祥事ひも付けを望む声

保険証や運転免許証などとの一体化が予定されている「マイナンバーカード」。これに、なぜか小中学生の学校の成績までひも付けされる計画が検討されていると判明し、多くの批判の声があがっている。

報道によると、ひも付けが検討されているのは小中学生の学習履歴や試験の成績。そもそも文科省は、教育データの利活用を進めており、児童・生徒の個人の学習意欲の変化や理解度をデータとして記録することで、1人ひとりに合った効果的な学びを実現可能になると謳っている。

今回浮上した個人の学習データのマイナンバーカードへのひも付けは、その一環ということだが、政府としては2023年度以降の実現を目指しているという。

「まず政治家の不祥事をひも付けしろ」の声

今回、唐突に浮上した感のあるマイナンバーカードへの小中学生の学校成績のひも付け計画に対し、ネット上では「誰か、このバカを止めろ!」「生徒の生活はとてつもなく窮屈なものになる」といった反対の声が渦巻いている。

また、「そんなものよりも先に、ひも付けをすべきものがあるだろう」といった声も。ネット上の意見で特に目立ったのは、「既往歴」や「お薬手帳」といった医療関連の情報で、これは確かにすでにひも付けが予定されている保険証とも親和性も高く、例えば本人が意識疎通ができない状態かつ一人で病院に運び込まれた際などに、とても有益な情報となりそうである。また、結婚や引っ越し時に住所変更等の手続きが一括で済むようにして欲しいなど、マイナンバーカード自体の利便性向上により力を注いで欲しいといった意見も見られた。

いっぽうで、そもそもマイナンバーが活用できる分野は「社会保障」「税」「災害対策」の3分野に限られるはずだという意見も。

内閣府のサイトにある「マイナンバー制度について」というページを見てみると、そのなかには確かに「マイナンバーは、社会保障、税、災害対策の3分野で、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用されます」との記載が。今回ひも付けが検討されている「学校の成績」は、どう考えてもそれらの分野外である。

そして今回の計画に対する批判の声は、それを推進しようとする政府、ひいては案を出した自民党議員に対しても向けられる結果に。「過去の不祥事をひも付けしろ」「過去の失言・暴言・妄言・謎答弁・スキャンダル歴を細大漏らさず記録しろ」といった、厳しい意見も飛び出す事態となっている。

ネット上で取沙汰される黒幕企業とは?

このように、その意図がどうにも図りかねるマイナンバーカードへの学校成績のひも付け計画だが、ネット上でまことしやかに噂されているのが「ベネッセ」の影だ。

ベネッセといえば、大学入試センター試験に替わって今年度から実施される「大学入学共通テスト」における記述式問題の採点業務を落札するも、後にその受注をウリに高校関係者向けに自社サービスの営業をかけていたことが判明し、批判の声が殺到したことが。さらに、今年度からの大学入試改革のひとつとされるも、今年8月に導入見送りが決まった「Japan e-Portfolio」の運用に関しても絡んでいるとされるなど、文部科学省とベネッセとの蜜月ぶりはここ数年で頻繁に指摘されている。

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そのこともあってか、ネット上では「マイナンバーカードにひも付けされた学校成績の情報が、ベネッセに流れるのではないか」と危惧する声、さらに「Japan e-Portfolioでやろうとしたことをマイナンバーでやろうとしている」といった意見も飛び出すなど、今回の件もベネッセが関わっているのではという見方をする向きもある。

多くの批判の声と様々な憶測が飛び交う事態となっている今回の件。2023年度以降の実現を目指しているとのことで、今後の計画の推移をしっかりと注視していきたいところである。

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