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菅首相「今さら訪米」で持ち帰る中国包囲網参加と戦費負担の置き土産。卒業旅行のツケはすべて国民に=今市太郎

退任が決まった菅首相が9月下旬に訪米するとの報道が波紋を呼んでいます。なぜ次期首相ではなく菅首相なのか。バイデン大統領から強い要請があったとのことで、いったいどういう無理難題を押しつけられて帰ってくるのかが、最大の心配事となりました。(『今市的視点 IMAICHI POV』今市太郎)

【関連】「新首相は河野太郎」バイデン政権から圧力?ジャパンハンドラーは対中強硬しか認めない=高島康司

※本記事は有料メルマガ『今市的視点 IMAICHI POV』2021年9月11日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

「コロナに専念する」はずが、なぜ訪米?

辞任が決定した菅首相。国内での会見では、それでも政権運営の実績を次々と並べあげ、呆れた自画自賛の内容になっています。

「コロナに専念する」と言いながら、もう1つ驚くべき行動に出ることになったのが、今月末の異例の訪米です。

一部のメディアでは、とんだ卒業旅行などとも揶揄されています。

実はこれは、菅首相の意向というよりは、米国バイデン大統領からの強い要請であった模様。

今年4月の訪米では、会食を申し出てもハンバーガーひとつが出されただけのケンモホロロの状況でした。なのに今さら、退任が決まり一部ではレームダックの役立たずとまで言われている菅首相を、あえて訪米させる米国バイデン政権は何を企んでいるのか?このことが非常に話題になりつつあります。

「バイデン大統領が、菅首相に最後に会いたがっている」などという話は、当然、額面通りには受けとれません。

最後にのこのこ訪米した挙句、とんでもない重荷を背負わされる可能性を指摘する声も出始めています。

軍事的な中国包囲網への参加強要か戦費負担要請か

この10月末、G20のローマでの開催に合わせてバイデン氏は、習近平氏との米中首脳会談が予定されています。

その前に、日米豪印の4か国のいわゆるクアッドの協力関係を確認するとともに、米中の戦争が勃発した際には、日本もその戦闘に参加することを強要される可能性が考えられます。

ここ30年近くの米国民主党政権時には、自民党政権はろくな目にあっていませんし、非常に辛く厳しくあたられた歴史があります。

親中派の二階氏などの老人は新政権との関わりを絶つように厳しく言いつけられるのかもしれませんし、自民党の新総理に対して何か注文をつけられることも大いに考えられる状況です。

現状でもっとも可能性が高いのは、足元では大した戦力にはならない自衛隊の戦争参加よりも、むしろ負債が積み上がり過ぎた米国に対し、米債を通常以上に購入することで、日本が戦費を肩代わりすることを強要されることになる可能性も高そうです。

Next: 日本はずっと米国の属国か。どんな「おみやげ」を持たされる?

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