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始まったコロナ第8波、どんな変異株が拡散している?WHOが特定した10種と脅威度=高島康司

新型コロナの第8波が始まった。第8波は史上最悪の流行になる可能性がすでに指摘されている。いま始まりつつある第8波で注意しなければならないことは、今回の流行は複数の変異株が主導する可能性が高いということ。第7波を主導したのは、「オミクロン」の「BA.1」と「BA.5」が主流だったが、第8波では流行を主導する変異株はこれよりも種類が多くなり、それぞれが感染力や毒性が異なっているという点に特徴があるようだ。(『 未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ 未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ 』高島康司)

※本記事は新型コロナウイルスに関する内容が含まれます。新型コロナウイルス感染症については、厚生労働省などの公的機関が発表する情報をご確認ください。

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ピークは年明け「第8波」は史上最悪の流行になる?

新型コロナの第8波が始まった。第8波は史上最悪の流行になる可能性がすでに指摘されている。

15日、東京都内の新型コロナウイルスの感染者数をAIで予測している名古屋工業大の研究グループは都内での第8波のピークが来年1月14日頃に到来するとの予測結果をまとめた。条件の相違によってパンデミックの状況も異なるとして、以下のような予測をした。

<変異株「オミクロン株」の系統「BA.5」が主流となっている現状が続く場合>

第8波は今月20日以降に本格化する。12月25日から3週間ほどは、クリスマスや忘年会、新年会、帰省などの影響で、1日当たりの平均感染者は約2万8,000から約3万1,000人と高い水準になる。

<変異株の主流系が感染力が1.2倍ほど強い系統に変化した場合>

1月13日に約3万6,000人となり、第7波のピークの約3万3,000人を上回る。年末年始の医療逼迫が懸念される。

このように、感染力の強い新たな変異株が流行を主導すると、第8波ではかなりの感染者になることが予想される。それとともに、死亡者数も上昇するだろう。これは日本だけではなく、世界の他の国々でも似たような状況だ。死亡者数は次第に増加している。

ちなみに以下は、過去7日間の人口100万人当たりの感染者の死亡者数である。11月7日から14日までの1週間のデータだ。

・世界平均:1.3人  増加率:93.6%
・ドイツ:12.2人  増加率:93.7%
・イギリス:10.7人
・イタリア:9.1人  増加率:163.9%
・カナダ:8.2人  増加率:104.7%
・アメリカ:5.7人  増加率: 82.1%
・韓国:6.4人  増加率:155.5%
・日本:4.4人  増加率:136.1%
・豪州:3.5人  増加率: 70.1%
・中国:0.0人
・インド:0.0人

ちなみにこの増減率は11月7日から14日までの1週間の数値である。100%を割っている国々は、死亡者数がその前の週よりも減っていることを示している。しかしこれは、死亡者数が減る傾向を表しているわけではない。週単位の増減率は変動する。その週の死亡者数の増減率が下がったからといって、死亡者数が減少する傾向であることを意味しているわけではない。数カ月単位のデータでは、死亡者数は確実に増加しているようだ。

それにしても、11月7日から14日までの1週間のデータだけを見ても、韓国・日本・イタリアなどの国々の増加率は高い。

やはり日本では、先週あたりから第8波が発生し、その結果死亡者数も漸増しているようだ。

Next: 複数の変異株が主流になる?世界で拡散している「第8波」の特徴

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