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トルコリラ円は上値の重い展開になろう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

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皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『上値の重い展開になろう』と述べています。

続けて、『トルコの景気は減速している。9月鉱工業生産指数は前年同月比0.4%の上昇と、前月(1.1%上昇)に比べ伸びが鈍化。10月住宅販売件数は政府の住宅ローン規制の影響もあり、同25.3%減少した』と伝えています。

一方、『10月消費者物価指数(CPI)は同85.51%上昇と、高インフレが続いている。このような状況下、トルコ中央銀行は24日の金融政策会合で政策金利を10.5%から9.0%に引き下げることを決定した。インフレ上昇にもかかわらずトルコ中銀は景気を下支えするための利下げを進めてきた。ただ、エルドアン大統領が求めていた「年内に1桁台」の金利が実現し、利下げをいったん停止することも表明した』と解説しています。

エルドアン大統領については、『23年半ばに大統領選・議会選を控えているため、景気浮揚策として利下げを継続してきた』とし、『名目金利からインフレ率を差し引いた実質金利は、−75%近くに低下した。トルコリラは対ドルで過去2年間で50%もの下落となった。金利引き下げ打ち止めは好感されようが、実質金利の極端な低下から、リラは戻り売りが継続しよう。第3四半期GDPの悪化や前地政学リスクもリラの重石になろう』と考察しています。

また、『13日にトルコ最大都市イスタンブールで起きた爆弾テロをきっかけに、同国とシリアに拠点を持つクルド系武装勢力の応酬が続いている。エルドアン大統領は「空爆だけにとどめるつもりはない」と語り、地上軍の投入も示唆した』と言及しています。

こうしたことから、陳さんは、トルコリラ円の今週のレンジについては、『7.20円~7.6円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月29日付「トルコリラ円今週の予想(11月28日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜



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