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FXディーラーに課される取引ルールの代表例3つ/上手い個人は監視対象!?=岡嶋大介

ディーラーの大損失に備える「行動制約・冷却ペナルティ」の例

筆者の知っている範囲では、次のようなリミットがありました。

(1)決まった時刻(NY市場のクローズや、ディーラーが別のディーラーに業務を交代する時刻)では、顧客の全ポジションをカバー済みの状態にするよう義務付ける

こうすれば、ディーラーも「遅くともあとXX時間ではカバー注文をしなければならない」と頭に入るので冷静になりますし、会社全体の一日ごとの損益額をはっきりさせるためにも有用です。

(2)週またぎ禁止

FX市場は土曜・日曜の約48時間は動きません。一日ごとには全部カバーしない場合でも、最低限週末だけはカバーしておこう、というものです。

週末の、カバー取引できない間に相場状況が急変することは非常にまれにしか起きませんが、起きるときは強烈な影響があります。

古くはニクソン・ショック(アメリカの金本位制放棄)がありますし、東日本大震災のときも地震発生は金曜の午後でしたが、被害の想定外の大きさが明らかになるのは相場が停止する土曜朝以降のことでした。

(3)上限数量、上限損失

ディーラーが未カバーで持っていいポジションサイズに上限を設けたり、その評価損が一定額に達したら強制的にカバーをさせる、というものです。

また、ディーラーが頭を冷やして冷静になる時間を強制的につくるために、「強制カバールールに抵触したディーラーはその後24時間はディーリング業務禁止」という社内規定を持っているところもあります。

Next: 本当に上手い個人投資家をマークして売買の参考にする

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