「稲妻が輝く瞬間」に居合わせることが大事
チャールズ・エリス氏の『敗者のゲーム』という本に、「稲妻が輝く瞬間」という概念があります。

『敗者のゲーム』(著:チャールズ・エリス/刊:日経BPマーケティング)
30年間株式投資を行ったとして、大きく株価が上昇した期間は限られていて、その期間(稲妻が輝く瞬間)である、合わせてわずか10か月のに株式を持っていなかったとすると、30年の投資のパフォーマンスが3分の1になってしまうということです。
つまり、「タイミングを計ろうとするな」ということです。
どうしても、安い時に買って高い時に売ろうとしてしまいますが、そもそも株価の動きは読めるものではなく、タイミングを計ろうとしている間に大きく上がる瞬間を逃してしまうことになってしまいます。
一時的には下落するかもしれないというリスクを負いながら、持ち続けることで高いパフォーマンスを出すというのが私が選ぶ長期投資です。
もちろん、銘柄は厳選する必要はありますが、とにかく買って持ち続けることで、今回のような株価上昇の恩恵を受けることができるのです。
(※編注:今回の記事は動画でも解説されています。ご興味をお持ちの方は、ぜひチャンネル登録してほかの解説動画もご視聴ください。)
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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問
バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問
』(2024年1月16日号)より
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。