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ついに白旗。舛添要一「東京都知事居座り作戦」の小失敗=栗原将

「フライデー襲撃事件」後のビートたけしを守ったすごいコメント

それで思い出したのは、かなり昔のことですが、ビートたけしさんのフライデー襲撃事件後の母親、さきさんのテレビインタビューでのコメント。

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あんなどうしようもないのは、死刑にでもしてください」と言ったことで、記者は唖然としました。当時、暴力をふるわれたマスコミ側の反応は強烈だったのですが、あの会見で一気に流れが変わってしまいました。「死刑」以上のことはありませんから。

後で、たけしさんがお母さんに「なんであんなひどい事を言ったんだよ」と電話したところ、お母さんは「ああでも言わないと騒ぎがおさまらないでしょ」と答えたそうです。

一流のPRエージェント真っ青の見事な見立て、世論分析でした。

お母さんのさきさんは、あのインタビューの場で息子をやっつけ、結果として守ったのです。

もし佐々木弁護士が舛添氏をやっつけていたら?

たられば論ですが、もし佐々木弁護士が先日の記者会見で「現行の政治資金規制法には抵触しないものの、公私混同は許されるべきではなく猛省すべきだ」と、舛添氏をやっつけていれば、少しは風向きが変わっていたかもしれません。

ところが実際の佐々木弁護士は、「関係者とはどんな人ですか?」という質問に対して「関係者は関係者ですよ!」と答えるなど、メディアと有権者と国民をやっつけてしまった

でも、これは佐々木弁護士が無能だったからではありません。繰り返しになりますが、佐々木弁護士の本分、強みは相手をやっつけることで、同意や共感を得ることではないのです。刑事被告人が同意しなくても、有罪判決が出れば従わざるを得ません。

柔道家の舛添氏は今回、無理やり抑え込みで事態収拾を図ろうとしましたが、“柔よく剛を制す”を忘れていたのかもしれません。

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海外投資とネットビジネスで海外移住、ハッピーライフ』(2016年6月15日)より
※太字はMONEY VOICE編集部による

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