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日経平均は新たな上昇局面、一気の「21000円超え」を目指しはじめた=伊藤智洋

結果論ではない、夜間先物を利用した日経平均株価の正しい読み方

このように経過を追っても、所詮、結果を言っているだけだと感じるかもしれません。しかし、その時々で判断の基準があれば、損失を出さずに利益を得られる取引ができるようになります。

2月9日の夜間は、225先物が下げる可能性があり、下げなければ、時間待ちか、上げ幅の大きくなるかのどちらかになる可能性があります。

時間待ちではないなら、2月7日の安値が押し目になって上昇を開始するはずなので、その場合、これまでの弱さを払しょくするような上げ幅になる必要があります。

当然、夜間で大きく上げて、10日が上放れて始まる展開になると考えておけます。だとすれば、9日の夜間は、早い時間帯に押し目をつけて、上げ幅の大きくなる可能性を考えておくことができます。

夜間の寄り付き値が上放れたので、まず、その時点で強気の可能性を考えて、仕掛けます。上げ幅が大きくなる展開以外のすべてを捨てる、下げてから上げる展開になっても、利益にできないとあきらめるなら、早い時間帯に仕掛けて、それまでの安値を掘り下げた時点で諦めるというやり方ができます

そのときの状況を把握できていれば、あとは、どのような展開になれば利益になるという展開を絞り、それ以外をあきらめるという取引ができます。そうすれば、あまり損を出すことなく、動いた時だけ乗ることのできる取引になります。

日経平均は、押し目底を確認した後の上昇局面へ入っている公算です。このまま、21000円以上を目指す可能性が出てきました。

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