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「おこづかい」をあげると貧乏に? 子どもを成功者に育てる金銭教育の極意=午堂登紀雄

親にプレゼンし、親に交渉し、実現させる訓練

でも「それでは親の財布にも限界があるからしんどい」「高額なものをねだられたどうする」という場合。

子どもに物事の道理が理解できる論理性が育ってきたら、金額の大きなものは親にプレゼンさせるルールを取り入れてはいかがでしょうか。

子どもが「あれが欲しい」という場合、「なぜそれが必要なのか」「本人の何に貢献する出費なのか」を本人に考えさせ、それを家族の前でプレゼンし、皆が納得したらOK、納得できなければNGもしくは日を改めて再プレゼンという方法です。

それなら、子どもは必死で考えるでしょうし、買ってあげたあとも大事に使うのではないでしょうか。何より論理力が養われますし、交渉して勝ち取るというのは良い疑似社会経験になると思います。

スマホを欲しがった場合

特にこれは、子どもが「スマホを買って」と言ってきたときなどに有効です。思春期になってくると、子どもは自分専用のスマホを欲しがるようになります。高校生以上でスマホを持っていなければ、もはや友人関係の輪に入れないほど必須のコミュニケーションツールでしょう。

かといって、何も制約を設けなければ、簡単にインターネットにつながりますから、危険な出会い系サイトやアダルトサイトへの接触、個人情報やプライバシーの漏洩、ネットマナーのミスによりいじめに遭う、といった懸念があります。

そこでたとえば「スマホを持つことで起こりうる危険性を10個挙げ、それらを防ぐための使い方のルールをあなた自身で考え、1週間後にプレゼンしてください。それで私たちが納得できればスマホを買ってあげます。できなければやり直しです。そしてそのルールを、あなたと私たちの約束事項として紙に書いて壁に貼ってください」などと伝えてプレゼン大会を開いてみるのです。

子どもの個性によってはおこづかい制もあり

ただし、子どもの性格や傾向など、その子の個性によっては「おこづかい制」を導入した方が良さそうだと親が判断する場面もあると思います。

たとえば、買って買って攻撃を繰り返すなど駄々をこねる傾向がある子や、まったく計画性が育っておらず、何でもかんでもすぐに使い切ってしまう子、欲求の制御ができない子などの場合は、おこづかい制を導入する必要があるでしょう。

ただし、漫然とおこづかいをあげるだけでは、子どもも漫然と使ってしまいかねません。また、どこまでをおこづかいで賄い、どこは親が負担するかのルール決めも必要で、そのルールも子どもの成長とともに変える必要があります。

たとえば小さいうちは、お菓子やおもちゃなどのみをおこづかいの範囲にしていても、徐々にその範囲を広げ、友達のお誕生日のプレゼントの費用、文房具など学校関係の費用もおこづかいの中でやりくりさせていく。

ただし大事なことは、そのルールは親が一方的に決めるのではなく、話し合って納得してルールを決め、話し合って納得してルールを変えていくことです。子も納得していれば、お金も不満もそう出てこないものですから。

Next: 高校生に突然「1000万円」を渡すという金銭教育も

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