fbpx

ソフトウェア開発は超多忙!最新の業界動向から業界の行方を推察=山田健彦

製造業関連は好調、スーパー・百貨店関連はインバウンドも好調

製造業関連では、
受注が非常に好調になってきて、相当伸びている。11月は残業しても間に合わないくらい」(北関東の電気機械器具製造業)

自動車の北米輸出販売が82か月連続で前年を超えており、前年比103.5%である。今後の販売計画も前年超えの見込み」(北関東の輸送用機械器具製造業)

「新しく製造ラインを増やしたり、受注増のため求人数を増やしたり、将来的なことを考え、今から人材育成ということで未経験者を採用したいという企業が増えているため、良くなっている」(北関東の職業安定所)

スーパー、百貨店関連では
「商品を薦めると、手に取って購入してくれる客がどの商品でも増えている」(近畿、スーパー)

「来客数は減少していないが、客単価、買上点数が少し減っている。節約や買い控えをしているのが大きい」(南関東のスーパー)

「客の様子を見ていると、ポイント何倍の日や、時間帯でのクーポン発行、広告目玉の初日などのお買い得、超目玉的な商品を買い回る動きが多くみられる」(南関東のスーパー)

「徹底した節約で販売点数が伸びない状況が今後も続く」(中国のスーパー)

「来客数、買上客数共に前年を割っているが、客単価が上昇しているため、売上は前年を上回り、かつ予算を達成する見込みである」(南関東の百貨店)

「前月リニューアルオープンし、ショッピングセンターも併設ということで、来客数が非常に増えている。食料品についても、リニューアルした菓子を中心に売上が15%伸びている。食料品全体的にも、上向きの基調で、お歳暮の立ち上がりも良いため、かなり好調である」(東京都の百貨店)

「ラグジュアリーブランド等の高額品の動きは引き続き堅調ながら、3か月前と比べて、その勢いに変化はみられない。金額にこだわらず良い物を求める客と、なるべく金額を抑えて買物を済ませようとする客の2極化傾向は変わらない」(東京都の百貨店)

「国慶節以降は化粧品や特選宝飾品、食料品の売り上げが前年を大きく上回っている」(近畿の百貨店)とインバウンドも堅調なようです。

ソフトウェアは引き続き堅調も、製造業は先行き慎重

先行きに関しては製造業を中心に慎重な見方が多いようですが、人材獲得、省力化投資は引き続き旺盛なようです。主なコメントは、

「原材料価格の値上げとともに、製品価格に転嫁しなければならず、受注出荷が下がると予想している」(北関東=化学工業)

確実に大手製造業の発注量が鈍化してきている。特に、前年までひっ迫していた半導体業界の注文が止まり、自動車関連もピーク時の2割減となっている」(南関東の精密機械器具製造業)

「11月より原材料の値上げの発表があり、同業者間の競争が激しくなり、採算面も厳しく今後景気はやや悪くなる」(東海のパルプ・紙・紙加工品製造業)

「国内における企業の設備投資は依然堅調であり、生産能力を超える受注量が続いている。ただ一方で、生産能力をカバーすべく設備投資を行おうとしても、工作機械等の納期が長期となっており、目の前の受注に対応することが厳しい状況である」(北陸の一般機械器具製造業)

「取引先においては、小売店で高額品の動きが良いなど、全体に好況感が続いている。その一方で、原料価格の上昇や中国景気の後退などが少しずつ影響し始めたとする輸出企業もあり、株価の下落も重なって全体の好況感を冷やす可能性もある」(北陸の金融業)

工作機械の得意先からの受注が10%減少する見込みであり、客との商談の決定が悪くなっていく」(中国の金属製品製造業)

採用難に対してあきらめの気持ちを持つ企業も現れたようです。

「採用難に疲弊した企業が採用をあきらめることで、業績の緩やかな悪化を認める企業が少しずつ出始めた」(四国の求人情報誌)

個人消費は引き続き「必要なものは買うがそうでないものには慎重」な姿勢が見て取れます。

「衣料品については必要な物しか買わないという雰囲気がある」(南関東の衣料品専門店)

ボーナス支給が始まる時期だが、地方の中小民間企業では「払えない」という声も聞くため、財布のひもは相変わらず固く、お金を使わないとみている」(甲信越の人材派遣会社)

IT投資は引き続き活発で、ソフトウェア開発会社は超多忙なようです。

「受注依頼が更に増えてきている。人材不足が解消されれば、更に景気は上向き傾向となる」(南関東のソフトウェア開発)

Next: これらの情報を総括してわかることとは…

1 2 3
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー