終活の一環として、財産の一覧表を作成
そのまま見つけてもらえなければ、その財産は、せっかく残したにも関わらず、なかった事になってしまいます。
また、しばらくたってから見つかったような場合であっても、一旦まとまった遺産分割協議を再度行なう必要が生じたり、相続税の申告がある場合には申告のやり直しが必要になったり、と、余分な手続きが必要になってしまうでしょう。
これらのリスクを防ぐためには、ぜひ終活の一環として、自身の財産の一覧表を作っておいてください。
もし、生前の段階で預金残高までご家族に知られたくない、という事情があれば、残高までは記載せずとも、どこの銀行のどの支店に預金があるかどの証券会社と取引があるかと言った程度の情報でも結構です。
せっかくのこした財産を見つけてもらえないリスクを防ぐため、ぜひ早い段階で財産の一覧表を作成し、ご家族と共有しておきましょう。
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『こころをつなぐ、相続のハナシ』(2018年11月28日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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愛知県の行政書士山田和美が、相続・遺言について情報を発信するメールマガジンです。ご家族が亡くなる、ご自身の相続に備えて準備をする。そういった経験は多くの場合、一生に数える程しかありません。だからこそ実際に直面したとき、何から手を付けて良いかわからず戸惑ってしまったり、知らなかったが故に不利益を被ってしまう事が多々あります。このメルマガでは、「相続人って誰のこと?」という基本的な事から、「相続が起きると銀行口座どうなるの?」等のより実務的な疑問まで幅広くお伝えして参ります。