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世界が出会いに飢えている?日米の恋活・婚活サービスを比較してわかったこと=シバタナオキ

今回は日米のマッチングサービスにおける、有料会員当たりの売上比較をしてみたいと思います。

今回は決算で公開されている企業として、日本は株式会社ネットマーケティングによる『Omiai』、アメリカは『Match(.com)Group』の数字を用いて比較を行います。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2018年12月27日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:シバタ ナオキ
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。

日米ともに恋活・婚活サービスは絶好調。今後も成長は続くのか?

株式会社ネットマーケティング・Omiaiの決算概要

初めに両社の決算を簡単におさらいしておきましょう。

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株式会社ネットマーケティングの2018年7月から9月の四半期においては、売上高が34.6億円、売上総利益が9.81億円、営業利益が2,600万円位となっています。

売上と粗利の両方が大幅に伸びているにも関わらず、営業利益が落ち込んでいるように見えるのは、マッチングサービスOmiaiに大きな投資を行っているためです。

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セグメント別に見てみると、Omiaiを中心としたメディア事業がYoY+35.8%の10億円という二桁億円の売上に到達しており、広告事業はYoY+24.4%の25億円という売上になっており、両方の事業とも、とても好調であることが伺えます。

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Omiaiを中心としたメディア事業に積極的なマーケティング投資を行い、会員増加が売上に繋がるという好循環が起こっていることが、ご理解いただけると思います。

Next: アメリカのお見合い系サービスは?日米の違いを解説

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