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3,656社にのぼる東証上場銘柄のなかから、いま投資するべき銘柄を選ぶ方法とは?=山田健彦

取引銘柄数はどのくらいが良いのか?

しかし、記事やニュースに出た銘柄を全て買うことは予算的にも不可能ですし、賢いやり方でもありません。

筆者は、一度に取引できる銘柄数はどう頑張っても10銘柄以下だと思います。それ以上の取引は管理がかなり難しい状況になります。

筆者の場合、株式面での超長期投資は5銘柄です。これらは毎月決まった日に定額を積立投資として投資しています。目的はコストゼロの株を作ることなので、市場環境が良くても悪くても中止したり、様子見したりすることはありません。

それ以外の、短期、中期売買では今は、2銘柄しか売買していません。前日の市場環境を見ながら時には信用の売りも交えて取引しますが、たったの2銘柄でも十分利益は出せます。

取引銘柄を絞ると、その銘柄はどんなときに上昇しやすく、どんなときに下落しやすくなるのか、という銘柄独自のクセみたいのが分かり、かえって取引しやすいというのが実感です。

取引銘柄数を絞っているのにはもう一つ理由があり、これは近々、割と大きな調整があっても不思議ではない、と思っているからです。

現在の市場の懸念は米中貿易摩擦ですが、ニュースなどでは、その進捗状況や見通しなどが割と具体的に報道されています。市場はそれらのニュースに反応して上昇傾向を辿っているのですが、ここまで情報が漏れていると、実際に交渉妥結となったときに材料出つくし感から「取り敢えず利益確定をしておこう」という投資家がどっと出るのではないか、と心配しています。

仮に、そのような大幅な調整があったときに何を買うか、を今は研究しています。このような作業をしておくことは決して無駄ではありません。

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資産1億円への道』(2019年3月5日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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資産が1億円あるとゆとりある生活が可能と言われていますが、その1億円を目指す方法を株式投資を中心に考えていきます。株式投資以外の不動産投資や発行者が参加したセミナー等で有益な情報と思われるものを随時レポートしていきます。

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