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新株予約権の発行による資金調達に、なぜあれこれ条件をつけてややこしくするのか?=シバタナオキ

クラウドワークスの決算説明資料に「新株予約権(行使価額修正条項及び行使許可条項付)」があります。上場企業が複雑な条件で資金調達するのはなぜでしょう。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2019年5月17日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

クラウドワークスの決算資料にみる、新株予約権発行の複雑な条件

Q. なぜ上場企業が「新株予約権(行使価額修正条項及び行使許可条項付)」で資金調達するのか?

A. 以下の3つのメリットがあるからです。
・メリット#1: 発行会社の希薄化をコントロールできる
・メリット#2: 株価下落を(可能な限り)抑止できる(かもしれない)
・メリット#3: 財務健全性を維持できる
今回の記事は、少し込み入ったファイナンス資金調達の内容にしてみたいと思います。

実際に経験したことがある方からすれば当たり前の話かもしれませんが、普段から資金調達に携わっていない方にとっては、中級編から上級編の内容になります。

クラウドワークスの決算資料の中に、新株予約権発行による資金調達というスライドがありました。

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※参考:株式会社クラウドワークス 2019年9月期 第1四半期 決算説明資料

内容としては「行使価額修正条項及び行使許可条件付き」の新株予約権を金融機関に対して発行して、総額約23億円を資金調達できるようにするための仕組みになります。

「行使価額修正条項及び行使許可条件付き」というのが分かりにくく、混乱している方も多いかと思います。

そもそも、ストレートに新株を発行して市場から資金調達すれば良さそうにも見えますが、上場企業であるにも関わらず、なぜこのようなややこしいことをしているのでしょうか。

今回はその辺りを詳しく見たいと見てみたいと思います。

詳細はこちらのプレスリリースにあります。

※参考:第三者割当による第9回新株予約権(行使価額修正条項及び行使許可条項付)の発行に関するお知らせ

Next: 条件付きの新株予約権とは、どういうものなのか?

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