強みを伸ばすことが長期的な成長につながる
落ち着いてきたら、次の戦略を打たなければなりません。
「非ユニクロ戦略」にも限界があると思います。会社全体としては、「しまむら」ブランドだけでなく「アベイル」「バースデイ」などを成長させ、マルチブランド戦略を強化するのが現実的だと思います。
間違ってはいけないのが、自社の強みから離れてはいけないということです。しまむらの強みは、機動的な流通戦略によってもたらされる低コストと品揃えの豊富さにあります。これらはまだネットでは太刀打ちできない分野です。
強みしっかりと認識し、履き違えることなくいかにうまく活かせるかが、今後のしまむらの成長の鍵を握ると言えそうです。
※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取扱いには十分留意してください。
p>
本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2019年7月23日)
※太字はMONEY VOICE編集部による
無料メルマガ好評配信中
バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問
[無料 ほぼ 平日刊]
【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。