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ようやく見えたバブルの正体、株高がまだ続くとしても経済は徐々に悪化していく…=藤井まり子

見えてきた「2つのバブルの正体」と「大停滞」と「スクイーズ」

<数年後のお話>

いよいよ「バブルの正体」が明らかになってまいりましたね!

「バブルの正体」は2つあります。その2つとは、アメリカ株式市場ではなく、アメリカ民間企業の「社債バブル」と、アメリカ連邦政府の「ドル国債バブル」です。

「社債バブル」は、「短期債務サイクル」です。

この「短期債務サイクル」は、およそ10年前後(「8年±アルファ」)のサイクルで膨張しては弾けています(前々回の「ITバブル」も、前回の「サブプライム・バブル」も、この「短期債務サイクル」の上で起きていた「普通の不況」です)。

今回の「社債バブル」は、弾けることなく「スクイーズ(徐々に崩れて行くこと)」の形を取ることでしょう。

その一方で、「ドル国債バブル」は、20世紀初頭から眺めると、およそ「70年~80年」の周期で膨張して弾けています。

これは、「ドル国債10年物の金利(長期金利)」で眺めれば、「アメリカという覇権国家の興亡の歴史」でもあります。

「社債バブル」はクラッシュすることなく「スクイーズ」のように進行するかも知れません。ある日突然名のある企業が倒産したりするのです。「プチ不況」はじわじわ訪れそうなのです。

この「プチ不況」中で、遅かれ早かれ「ヘリコプターマネーの大規模な出動」が行われることでしょう。

ところが、向こう数年以内(?)に、「ドル国債バブル」のほうが弾けると、今まで経験したことのないような「大型で深刻な不況」が訪れそうです。あえて比喩すれば、「1970年代型のスタグフレーション(不況の中の物価高)」タイプの「大型不況」が訪れる可能性があります。

ある日突然、カリフォルニア(?)などの地方公共団体や年金基金などが破綻し始めます。

順番としては、数年後(?)の「大型で深刻な不況」が到来する前に、アメリカでは「社債バブル」のほうが先に「スクイーズ(徐々に崩れること)」し始めて、じわじわと「プチ不況」が訪れそうです。

アメリカでも、日本でも、この「プチ不況」から脱出のために、いよいよ本格的かつ大量に「ヘリコプターマネー」が出動することでしょう。

要するに、アメリカでは、左(民主党)であれ右(共和党)であれ、次の大統領は今よりももっともっとポピュリズム(大衆迎合主義)に流されることでしょう。それは「歴史が証明」しています。

Next: 歴史はこれから、どんな未来が訪れることを証明しているのか…

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