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天底を見極める!「ローソク足」の必修チャートパターン9つ=清水洋介

2. 天井圏で出現する典型的な足型(5種)

次にローソク足の組み合わせの中で、「天井」を形成するときに出る足型を見てみましょう。少なくともここで挙げるような足型が高値圏で出た時に買わないようにするだけで、「高値掴み」となるケースは少なくなってくるのではないでしょうか。

2-1. 「かぶせ線」
比較的大き目の陽線の後、その陽線の引値より高く始まったものの、引値は前日の足(実体)の中に入り込む形です(陰線が「かぶさって」いるのでこう呼ばれる)。前日の中心値以下での大陰線形成は、高値圏で出れば「転換」を示すことが多いのです。この次の日にこの日の高値を上回れば、「かぶせの上抜き」と言って上昇加速となることが多くなります。

また、陰線の「被っている度合い」によって、「あて首線」「差し込み線」「入り首線」などがあります。これらは「買い方がついてこなかった」あるいは「買い手以上の売り手が表れた」ということがわかれば、足型の意味は同じと考えていいものと思います。

かぶせ線

かぶせ線

2-2. 「包み足」
「抱き線」とも言います。前日の陰線や陽線とは逆の、しかもその値幅を全て包む大陽線または大陰線を引いた場合を言います(図は2パターンを表示)。高値圏での出現は売り、安値圏での出現は買いとされます。

高値圏での陽線は「買い方の出尽くし」であり、陰線は「大きな売り手の出現」となり、逆に安値圏での陰線は「売り方の出尽くし」であり、陽線は「新たな買い手の出現」ということになるのです。特に、長期上昇トレンドの時に出るのを「最後の抱き線」、長期下落トレンドの時に出るのを「抱きの一本立ち」といい、転換の重要なポイントとされます。

包み足

包み足

2-3. 「毛抜き天井」
英語では「ダブルトップ」と言われるものです。前日高値と当日高値が同じで、「毛抜き」の形に似ているのでこう言われます。連続した高値でなく1〜2日おいた場合でも、こう呼ぶ事もあります。

「並び赤(同じ高値で陽線が2本並ぶこと)」以外は、「前の高値を抜けて買い上がるほどの買い手がいなかった」あるいは「前の高値水準ではかなり売り圧力が強いからいったん撤退」ということで、天井となることが多くなります。通常は、引け値ベースだけではなく、ザラ場(取引時間中)の高値も考えます(「ひげ」と言われる部分も考慮すると言うことです)。また、厳密に「同じ値段」である必要はなく、「ほぼ同じ」値段であれば「毛抜き天井」という言い方をします。

毛抜き天井

毛抜き天井

2-4. 「首吊り足」
「たくり足」と同じ形なのですが、天井圏で出る陽線のものは「首吊り足」といい、急落の前兆であることが多いので「買いに出ると首吊りしなければならなくなる」と言われる足となります。

首吊り足

首吊り足

2-5.「並び黒」
「並び赤」と同じように陰線が「窓=空=株価が飛んでいる部分」を開けて並んだものを言います。上値圏で出れば売り方が強く、売り転換・下値圏で出れば売り加速の場面とされ、いずれにしても「売り場」とされます。

下落時の「並び黒」を「下放れ二本黒」とも言って区別する場合がありますが、見方は「その後株価は下がる」と言う意味では同じです。

並び黒

並び黒

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投資の視点』(2016年1月12日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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