ポイント還元制度は景気対策にならず
政権の要人、日銀総裁は口を開けば景気は穏やかに回復していると寝言のような嘘を平気で口にしますが、こんな状況で増税後消費が停滞している中で景気が上向くはずもありません。
金融市場では、米国の隠れQEがピークに達していることから、米株はじり高を継続中で、日本株もそれにつられて3万円方向を目指すといった超楽観論がはびこり始めています。
たとえそうした吊り上げ相場が実現したとしても、不景気の株高に過ぎず、どこかで猛烈な調整局面がやってくることだけは間違いなさそうです。
オリンピックまでは景気は問題ないという声もよく耳にしますが、本当にそんな楽観的なことを口走っていていいのでしょうか。状況は我々がイメージしている以上に深刻なところにさしかかっているように見えます。
とにもかくにも、政権が打ち出しているポイント還元による景気対策は、完全に空振りの状態です。
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image by:首相官邸ホームページ
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『今市太郎の戦略的FX投資』(2020年1月13日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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