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島津製作所、新型コロナの検査キット開発を発表。「3月中の供給開始」にネット歓喜

京都市に本社を構える島津製作所が記者会見を行い、「新型コロナウイルス遺伝子検出試薬キット」の開発に着手したことを発表した。

現状の遺伝子増幅法(PCR法)による新型コロナウイルスの検出では、鼻咽頭拭い液などの試料からRNAを抽出して精製する工程が欠かせず、検査に時間を要するが、今回発表された「新型コロナウイルス遺伝子検出試薬キット」は試料からのRNA 抽出工程を省けるため、ウイルスの有無を迅速に判定できるという。

日本経済新聞京都新聞産経新聞 など報道各紙が、同社が記者会見で明らかにした内容を伝えているが、検査キットは食中毒の原因となるノロウイルスを検出する試薬を応用して開発されているもので、従来は最長で約6時間かかっていた結果判明までの時間を1時間程度にまで短縮できるという。

また日本経済新聞は、3月中にもキットの開発を終え、製品化し、医療機関や検査受託会社に供給を始めると伝えている。京都市の本社工場で月2万~5万検体分を生産し、状況に応じて最大10万検体分の生産を行える体制があるという。

この報道に、ネットは「さすが島津製作所!」「ものづくりでの社会貢献企業のリーダー格」などと称賛の声が相次いでいる。島津製作所の株価も、発表に連動し、高まっているようだ。

Next: さすが島津製作所!ネットは歓喜・称賛の声

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