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教壇に戻す気か?激辛カレーいじめ教諭の処分に批判殺到「懲罰の基準が狂ってる」

先週、新型肺炎、新型コロナウイルスの報道一色となる中、神戸市立東須磨小学校で20代の男性教諭に暴力・暴言等のいじめ行為を行なった加害教諭4名らの処分が28日に下された。

時事通信朝日新聞神戸新聞によると、神戸市教育委員会の外部調査委員会は、一連の問題で20代の男女教員4名に対する計125件のハラスメント行為を認定。

そのうち激辛カレーを無理やり食べさせたり、別の同僚教員らにセクハラ行為をしたりするなど計89件のハラスメント行為が確認された蔀俊(しとみしゅん)教諭と、激辛カレーの顔への塗布など計34件のハラスメント行為に関与した柴田祐介教諭を懲戒免職にした。

昨年の問題発覚時から「主犯格」と言われていた45歳の女性教諭は、激辛カレーの強要行為など計13件を認定されるも停職3ヶ月、計7件を認定された37歳の男性教諭は減給(10分の1)3ヶ月という生ぬるい処分だった。管理監督責任が問われた、前校長は停職3ヶ月、現校長も減給(10分の1)3ヶ月で済んでいる。

神戸市教育員会は28日の会見で、懲戒免職を免れた2名の教諭について、「当面、教壇には立たせない」としつつも、「将来、未来永劫にわたって教壇に立たせないとは今は判断できない」と話しているという。

兵庫県警は加害教諭4人を書類送検する方向で捜査を進めているが、神戸市教育委員会の処分に対し、ネットでは「まだ教壇に立たせるつもりとは驚いた」「闇が深すぎて絶望感しかない」「全員免職相当だろう」「刑事事件だ。免職で済む問題ではない」など批判的な意見が相次いでいる。

特に激辛カレーの強要を指示したされる女性教諭や教員間いじめを隠蔽したとされる前校長が3ヶ月の停職で済んでいることへの批判は凄まじい。「いじめをなくすべき教員がいじめをして停職で済むのか」「また首謀者を庇うのか」「懲罰の基準が狂ってる」「身内に甘すぎる」「件数の問題ではないだろう」などと教育委員会のあり方を問う声も多く投稿されている。

このように世間の感覚との乖離が著しい機関が、新型コロナウイルス対策における教育現場の指揮を執っているのかと思うと、「適切な判断ができるのだろうか」と不安が募るばかりである。

Next: ネットは「停職、戒告なんて甘すぎる!」 の声一色

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