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ドラッカーは未曾有の危機到来を予見していた?コロナ後の世界経済をどう読むか=俣野成敏

今回は『もしドラ』でも有名になった「マネジメントの父」、P・F・ドラッカー氏の名言を取り上げます。世界中がコロナ問題で揺れる今こそ、氏の生き様から多くを学べます。(俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編

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※本記事は有料メルマガ『俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編』2020年5月11日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

1. ドラッカーは、未曾有の危機がくることを予知していた!?

今回は、「名言に学ぶシリーズ」の続編をお送りします。

本日は、「20世紀・知の巨人」、P・F・ドラッカー氏の名言を取り上げます。

世間では、「マネジメントの父」とも呼ばれ、今なお、氏を師と仰ぐ経営者が世界中にいます。しかしその栄光は、氏の苦難に満ちた半生と無縁ではありませんでした。

世界中がコロナ問題で揺れる今こそ、私たちは、ドラッカー氏の生き様から多くを学ぶべきではないでしょうか?

本日、最初の名言はこちらです。

名言ピックアップ その1
「ファシズム全体主義の脅威に対する闘いが実を結んでいない原因は、われわれが何と闘っているかを知らないからである。われわれはファシズム全体主義の症状は知っているが、その原因と意味を知らない。ファシズム全体主義と闘う反ファシズム陣営は、自らがつくり出した幻影と闘っているにすぎない。」

出典:『「経済人」の終わり』(著:P・F・ドラッカー/刊:ダイヤモンド社)

【ポイント】
「自分は何と対峙しているのか?」を知らずして、有効な手段を講じることはできない。

この名言を読んで、「これがドラッカーの本からの引用?」と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。本書『「経済人」の終わり』は、ドラッカー氏が29歳の時に発表した処女作です。

Next: P・F・ドラッカー(1909~2005年)氏は、第一次世界大戦が始まる5年前――

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