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「外国人の日本売り」を誘発しかねない森友学園・籠池氏の証人喚問=今市太郎

「三流感」と「いかがわしさ」は天下一品

安倍首相については、名前こそ知っている外国人投資家も多いこととは思いますが、海外の投資家にとっては「トランプのところにいち早く日参し平身低頭する、属国の気の小さそうな首相」ぐらいの認識でしょう。

それが、やれ自分の名前のついた記念小学校だ、格安の国有地払い下げだ、奥さんが名誉校長だ、などという話になれば、相当食傷気味になるのは当たり前で、結果がどうなろうとも売りの材料になることだけは間違いなさそうな状況です。

それにしてもこの事件、登場人物の「三流感」と「いかがわしさ」だけは天下一品です。この話が海外メディアで増幅されることになれば、思わぬ相場の下落を誘発するリスクがあるでしょう。

「決めつけトレード」は危険、難しい相場に

この件で安倍首相が退陣するようなことに繋がれば、株は売られ、ドル/円は本来は円安に動く可能性が高まると思われますが、外国人勢からの仕掛け売りとなれば株もドル/円もセットで売り飛ばされる(株売り・ドル売り/円買い)ことになりかねませんので、単純に「安倍退陣なら円安」と決めつけない売買をしたほうがよさそうです。

逆に退陣までは至らないとなると、本邦勢からの買いが入ることも想定され、なかなか相場の反応を特定するのは難しい状況です。とにかく、まずは状況の様子を見て、余分なポジションを事前には持たないことが肝要になりそうです。
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※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2017年3月20日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。3月21日配信の最新号「今年相場の暴落の鍵を握るのはイエレンではなくドラギか黒田というビルグロスの視点」もすぐ読めます。

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今市太郎の戦略的FX投資』(2017年3月20日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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