ビットコインをめぐる大人の戦い。個人投資家に勝機はあるか?=藤井まり子

ビットコインの「先物取引」開始に伴って、ヘッジファンドたちが続々と参入しています。このマネーゲーム、果たして個人投資家に勝機はあるのでしょうか。(『藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』藤井まり子)

※本記事は有料メルマガ『藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』2017年12月12日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。

【関連】日本人が知らない「トランプ支持」の代償。エルサレム首都認定の何が危険か?=斎藤満

素人にはオススメできない? BTC先物上場で仮想通貨戦国時代へ

マネーゲームと化すビットコイン相場

週明け月曜日から、米CMEでもビットコインの「先物取引」が開始されます。ビットコインの先物取引が開始されると、ヘッジファンドたちが続々とこの先物市場へ参入してくることでしょう。

今から、ヘッジファンドたちはビットコインに「空売り」を仕掛けようと、手ぐすねを引いて待ち構えていると噂されています。その一方で、「ビットコインはまだ20倍以上になる!」などと、大風呂敷を広げているヘッジファンドも存在しています。

もちろん、ビットコインはもうすでに「マネーゲーム化」しています。ヘッジファンドなどの投機家たちは、まずは上昇してから急落させるのか? 暴落させてから急騰させるのか?ちょっと想像できません。

一般には、「ビットコイン・ビギナーズが怒涛にように参入し始めて、彼らが夢中になって恍惚(こうこつ)になった瞬間に、大規模な空売りが仕掛けられる」のではないでしょうか?

超ウルトラ巨大バブルの中にある

ビットコインは金利や配当が付かないので、「適正価格(=フェアバリュー)」が存在しないのです。この辺は、ゴールドにも似ています。

ビットコインでは、すでに何年も「上がるから買う」「買うから上がる」「上がるからまた買う」状態が続いていますから、ビットコインはすでに「典型的な超巨大なバブル」と言えるでしょう。

素人は近づいてはいけないような気がします。「手を出すとしたら、遊び半分で『紙切れになっても大丈夫な範囲で』」としか、言いようがありません。

ビットコインの価格は今年1年間で10倍以上になりました。ちょうど1年前の昨年の今頃には、「ビットコイン相場は16世紀のオランダのチューリップ相場と同じ軌道」ということで、「ビットコインはバブルだ」という風潮になっていました。プロフェッショナルならば、誰もが納得したものでした…。

が、その後の1年間で、ビットコインの取引価格は10倍以上になったわけです。ビットコインは、バブル史上に名を残す「オランダチューリップ・バブル」をも上回る超ウルトラの巨大バブルになったわけです…。

ビットコインの持つブロックチェーン技術こそは、チューリップよりも「無限の可能性」を秘めているわけですから、さもありなん。

今となっては、ビットコインは今年の「投資の世界の流行語大賞」になりそうなくらいです。日本金融村でも猫も杓子もビットコインの噂で持ちきり状態です。

Next: 「仮想通貨」と名が付けば、飛ぶように売れる時代

1 2

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらTwitterでMONEY VOICEをフォロー

ついでに読みたい