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麻生側近マツジュン議員の「銀座ハシゴ酒」が菅政権に大打撃。嵐ファンが風評被害に憤慨、政局を動かす可能性も

自民党の松本純衆院議員が、非常事態宣言発令下の1月中旬の深夜に、銀座のクラブをハシゴしていたことが判明し、その無自覚な行動ぶりに批判の声があがっている。

週刊新潮の電子版「デイリー新潮」が証拠写真とともに伝えたところによると、松本氏は1月18日の夕方に中央区内のイタリアンレストランに入店。その店を午後9時前に出た後にタクシーで銀座に向かい、クラブが入居するとある雑居ビルのなかへ。そのビルからは30分後に出たものの、続けて別のビルにあるクラブへとハシゴをし、2時間近く滞在。出てきたのは深夜の11時20分ごろだったという。

取材陣の直撃を受けた松本氏は、3軒目のクラブで飲酒していたことを認めて謝罪はしたものの、「お茶代わりで出てたようなもので…」と苦し紛れの回答をしていたという。

石原伸晃氏同様の「上級国民」意識に批判の声

東京都では今年頭から2度目の非常事態宣言が出され、飲食店が夜20時までの営業、酒類の提供は19時までとされるなど、広く自粛が呼びかけられているが、そんな最中に繰り広げられたという深夜の銀座クラブでのハシゴ酒。ちなみに、松本氏が飲み歩いていた18日は通常国会の開会日で、さらに東京都内の感染者数は1,204人と月曜日としては多い数字となっていた日だ。

先日も、自粛を破る形で深夜や大人数の外食をしていた石田純一や橋本環奈の行動が取沙汰されたばかり。ただ、そういった芸能人はともかく、政治家ともなれば模範となるべき行動を取るべきなのは当然のこと。ましてや、自粛をお願いしている政府与党側の議員であれば、なおさらのことだろう。

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そのため、先の橋本環奈の件では同情的な意見があった深夜の外食だが、今回に限っては松本氏を批判する声が大多数を占める結果に。さらには先日、同じく自民党の石原伸晃氏が無症状のコロナ陽性で即日入院できるという優遇ぶりが報道されたばかりとあって、それと絡めて「上級国民様々」「国民の事ばかにしすぎ」といった厳しい声もあがる。

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また、非常事態宣言下かつ本場所開催中にも関わらず雀荘に入り浸っていたことが発覚し、クビ寸前となっている時津風親方と比べ、松本氏への処分は厳重注意あたりで済むのではという推測も飛び交っており、「処分が甘すぎる」との意見も多く見られる。

国民感情をも逆なでする松本氏の無自覚な行動に批判が集まるなか、菅総理は27日の参院予算委員会にて野党議員からの質問に答える形で、今回の松本氏による一連の問題行動を陳謝。「自民党としても、幹事長の下でしっかりと対応したい」と、何らかの処分が下ることを示唆している。

「ぬか喜び」の嵐ファンからの反感も買う事態に

このように国民の多くが憤っている今回の件だが、特におかんむりなご様子なのが、先日活動を休止したばかりの国民的アイドルグループ「嵐」のファンたちである。

というのも、今回の件が26日深夜のニュース番組や翌27日朝のワイドショーなどで報道されるや否や、すかさず反応してしまったのが嵐のファン、とりわけ松潤こと松本潤推しの方々だったようなのだ。

松本純氏自身、当選7回かつ現在は国会対策委員長代理も務めるベテラン議員であるが、その割には少々地味な存在であることは否めず、政治にあまり興味のない向きには知名度はあまりない模様。実際、今回の件で「まつもとじゅん」という名の国会議員が存在することを、初めて知った方も多いようだ。

昨年末の活動休止で「嵐ロス」も叫ばれるなか、突如メディアで取り上げられた「まつもとじゅん」報道に一度は歓喜したものの、それが単なる飲み歩き議員の不祥事だったことに関し、多くの松潤ファンからは「一瞬嬉しくなったのに」「迷惑」「松本不純に改名しろ」といった怒りの声が殺到している状況だ。

直近の世論調査では、不支持が支持を逆転するなど求心力の低下が叫ばれている菅内閣だが、そんな最中に発覚した与党要職者による問題行動。そのうえ嵐ファンにも悪印象を与えてしまったとあれば、今後の政権運営はさらに困難を極めていきそうだ。

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