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お盆目前の知事会「帰省原則中止」提言も国民は聞く耳持たず?「強い警戒感を持って帰省に臨む」ネット民は“帰省大喜利”に興じる始末

1日にオンラインで行われた全国知事会で「帰省原則中止」を提言として打ち出したことに、国民の怒りが爆発する事態となっている。

知事44人が出席した新型コロナ対策本部では、国への提言として、国民に行動変容を促す強いメッセージを出すよう求め、とりわけ若い世代への働き掛けを強めるべきとした。さらに、外出などを厳しく制限するロックダウン(都市封鎖)も検討すべきとの声も上がったという。

さらに国民へのメッセージとしては、人の移動による感染拡大を防ぐため不要不急の旅行や帰省を自粛するよう訴え、やむを得ず移動する場合は感染対策の徹底や事前のPCR検査を求めるとの意見が出たという。

この全国知事会の提言を受けて、加藤官房長官は2日午前の会見で「政府としても夏休み時期における感染拡大を抑えていく必要があると考えている」と同調している。

「所詮はやってる感アピール」と反応は冷ややか

有休がとれる人なら、今週末から長いお盆休みが始まる……といった、まさに直前のタイミングで打ち出された「帰省原則中止」の提言に対して、ネット上では「今ごろ遅すぎる」「せめて4連休前のタイミングで言え」と、その対応の遅さに批判が集まる結果に。また、すでに手配をしてしまった飛行機や鉄道、宿などのキャンセル料に関して、補償はどうなるんだという心配の声も多くあがっている

高齢者層は比較的ワクチン接種が進んでいるものの、その子供や孫世代は依然として接種が進んでいない状況。さらに、感染爆発が起こっている都会からの帰省者を忌避する雰囲気が、地方では色濃いこともあり、昨年に続いてお盆の帰省を諦めたという人も多くみられ、そういった方々からは「生きているうちに親とあと何回逢えるのか」という悲痛な声も聞こえてくる。

これらの批判的な声は、ただ単に行動規制を強いられることではなく、「五輪は良いけど旅行や帰省はするな」という、その言っていること不整合性ぶりが怒りの火に油を注ぐ結果になっているようだ。

さらに、会合内で飛び出したという「ロックダウン」の検討要請に関しても、一部からは「10万円おかわりも渋ってきた国が、補償が必須となるロックダウンを実際にやるわけがない」と高をくくった上での発言、といった意見も一部からはあがる。結局のところこの提言も、何ら有効的な策を打ち出すことはできず、ただただ知事たちが「やってる感」をアピールしたかっただけという見方が多いようで、言うこと素直に従おうといった殊勝な雰囲気は微塵もないといった状況だ。

SNS上では「帰省大喜利」が大盛り上がり

そんな雰囲気のなか、ツイッター上や掲示板などで俄かに盛り上がりをみせているのが「#帰省大喜利」だ。

「強い警戒感を持って帰省に臨む」「帰省の定義は定かではない」「バブル方式での帰省を検討しているためご指摘にはあたらない」「帰省を諦めるのは簡単だが…」などなど、帰省に対しての並々ならぬ決意等を、政治家の答弁っぽく表明するこれらのツイートは現在も増殖中。これらは今回の「帰省原則中止」という理不尽な要請への反発だけではなく、長引くコロナ禍を招いた政府の失政、さらにこんな状況でも五輪は強行するというダブスタぶりも揶揄したものだと言えそうだ。

月曜日にも関わらず、8月2日は都内で2000人を超える感染確認となるなど、収まる気配がまったくみられない新型コロナの感染拡大。そんななか、何らかの事情で帰省せざるを得ないといった方も多いかと思うが、くれぐれも感染予防対策を万全に行ったうえで、安心安全な帰省を心がけていただきたいものである。

Next: 「コロナに打ち勝った証としての帰省」

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