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日経14700-15250円、1ドル102円が目先ターゲット~歴史的転換点の可能性も=江守哲

株価収益率(PER)からも日本株の浮揚は困難

大局的には、日本株の浮揚は困難になったと思われます。メルマガでも書いてきたように、株価収益率(PER)の15倍を中心に、上下は14倍から16倍の範囲で動くのが通常のパターンです。日経平均株価はPER16倍で17500円程度です。結局は上値の上限に達し、その後に下げたということに過ぎません。まさに「セオリー通り」だったわけです。

したがって、17500円を買わなかったという私が行った投資判断は、今回は最高の判断だったということになります。あとは、今後の買い場をどうみるのか、ということになると思います。

私はこれまでセミナーなどで、「日経平均株価が12000円以下になったら、真剣に買い場を考える」と言い続けてきました。もちろん、現在持ち株はありません。年初にすべてを手放しています。あとは、暴落時に買うタイミングを待つだけです。

しかし、そのタイミングは意外に早く到来するかもしれません。その際に、EPSがどの程度の実力なのかを見極めてから、投資判断をしたいと思います。

PER14倍水準なら15250円

日本の休みの間にドル円が107円を割り込んで、安値を更新しました。これを受けて、海外市場で取引される日経平均先物は16000円を割り込みました。そのため、目先は15250円を目指す展開になりそうです。ここは、先ほど説明した、PER14倍の水準に相当します。まずはここがターゲットと考えるのがセオリーです。

しかし、そこで止まるかは、現在発表が続いている企業業績および今期見通しの内容次第です

状況が厳しい企業や業界では、今期(17年3月期)の予想を出せないところも出始めています。それくらい、状況が不透明ということになります。いずれにしても、企業業績は徐々に下方修正され、結果的にEPSも切り下がり、それにあわせるように日本株は下値を切り下げていくでしょう。

当面の安値ターゲットは14700-15250円

アベノミクス相場が始まった2012年12月以降の、ドル円と日経平均株価の関係から算出される、日経平均株価の理論値は、ドル円が110円で16430円、109円で16190円、108円で15950円です。

日経平均の下値ターゲットとしている15250円では、105円が妥当な水準になります。一方、106円では15500円程度ですので、現在の株価水準は、為替から見れば、日本株はまだ相当買われすぎということになりそうです。また17600円ではドル円は115円を回復する必要があります。そう考えると、今回の戻りはやはり無理があったと言わざるを得ないようです。

GW後は相応の調整相場を覚悟する必要がありそうです。いかに早く対応するか。これが今後の重要なポイントになりそうです。

目先は、4月8日につけた安値の15471円、さらに2月12日につけた安値の14865円がターゲットになるでしょう。25日移動平均線の10%下方乖離が15130円ですので、当面は14700-15250円が安値のターゲットになりそうです。

Next: ドル円の理論値は108円/今後102円は可能性大/介入はほぼ不可能

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