過去10年間、1月のドル円は70%の確率で陰線引けとなっています。果たして今年はどうなるか?気になるのは米債金利が猛烈に上昇を始めていることで、これに釣られてドル円が吹き上がるかどうかも注視したいところです。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)
※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2022年1月4日号の一部抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月分無料のお試し購読をどうぞ。
過去10年間、1月のドル円は70%の確率で陰線引け。果たして今回は?
年初の1月3日、特に仕掛け売買も入らぬままに、ドル円は115円36銭までアジアタイムで上昇しました(編注:原稿執筆時点2022年1月3日。1月4日12:30現在のドル円は115円70銭前後で推移しています)。
いろいろと過去を調べてみますと直近の10年、ドル円の1月の陰線引け、つまり年初の価格よりも下で月末の取引を終えたのは「7回」でした。
これは、見かけ上はもっと弱く見えた日経平均の10年で4回の陰線引けよりも、かなり価格低下の確率が高いことがわかります。
昨年は1月4日に102円台の底値をつけてから1月は大きく上昇し、結果1年で15円幅の上昇という、かなり特異な推移をしたのはご存じのとおり。
果たして今年も同じような動きになるのかどうか。非常に気になるところです。
今のところ急落の材料もありませんが、5日のFOMC議事録、今週末の雇用統計などを経て、どういう動きをするのかに市場の関心が集まりそうです。
気になるのは米債金利が猛烈に上昇を始めていることで、これに釣られてドル円が吹き上がるかどうかも注視したいところです。
過去20年のサイクルでは、1月は「円高」に振れることが多い
さらに過去20年のシーズナルサイクルで見ますと、ドル円は1月に円高に振れやすく、いったん押し目を作りやすいことがわかります。
上昇に乗るならその押し目を待つのが得策のようですが、押し目買いに押し目無しという昨年のようなケースもありますので、結構、その判断は難しくなりそうです。
年初早々トレードで失敗するのは縁起が悪いものですが、間違ったらすぐにひっくり返すぐらいの柔軟性が求められるところです。
<初月無料購読ですぐ読める! 1月配信済みバックナンバー>
※2022年1月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。
- ドル円過去10年の1月は7割が陰線引け~果たして今月は?(1/4)
- 1月3日ロンドンタイムショートコメント(1/3)
- 2022年新年特別版(1/3)
※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2022年1月4日号の一部抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月分無料のお試し購読をどうぞ。
<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>
※初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込880円)。
- 日銀ステルステーパリングFRBに先行してすでに終了か(12/31)
- ソニー生命横領社員のビットコ投資37億円利益~この事件注目すべき別の2つのポイントとは(12/30)
- 12月29日ロンドンタイムショートコメント(12/29)
- 新年1月3日は午後四時のトルコCPI発表に大警戒せよ(12/29)
- 12月28日ロンドンタイムショートコメント(12/28)
- 出鱈目がまかり通る本邦成長見通し~国民は騙せても市場からの激しい鉄槌は覚悟すべき(12/28)
- 12月27日ロンドンタイムショートコメント(12/27)
- 2022年私的相場リスク予想その5(12/27)
- 12月24日ロンドンタイムショートコメント(12/24)
- 2022年私的相場リスク予想その4(12/24)
- 12月23日ロンドンタイムショートコメント(12/23)
- 2022年私的相場リスク予想その3(12/23)
- 12月22日ロンドンタイムショートコメント(12/22)
- 2022年私的相場リスク予想その2(12/22)
- 12月21日ロンドンタイムショートコメント(12/21)
- 2022年私的相場リスク予想その1(12/21)
- 12月20日ロンドンタイムショートコメント(12/20)
- 12月第4週相場分析のお時間ですが・・・(12/20)
- 12月17日ロンドンタイムショートコメント(12/17)
- 高速テーパリングと利上げ3回で本当に米国市場は安泰な2022年なのか(12/17)
- 12月16日ロンドンタイムショートコメント(12/16)
- FOMC2倍スピードでテーパリング実施、2022年3回利上げ示唆(12/16)
- 12月15日ロンドンタイムショートコメント(12/15)
- 中銀が利上げしても通貨が上昇するとは限らないのが為替の世界(12/15)
- 12月14日ロンドンタイムショートコメント(12/14)
- 新興国中銀が自ら引き起こす驚愕のミンスキーモーメント(12/14)
- 12月13日ロンドンタイムショートコメント(12/13)
- 12月第三週相場分析(12/13)
- 今晩発表の11月分米国CPIに厳重注意(12/10)
- 12月9日ロンドンタイムショートコメント(12/9)
- 海外投資家には1ミリも響かない岸田政権の旧式経済政策~株価低迷の本質はここにある(12/9)
- 12月8日ロンドンタイムショートコメント(12/8)
- 何も知らない新規投資家が増幅に手を貸す暴落相場(12/8)
- 12月7日ロンドンタイムショートコメント(12/7)
- 相場暴落の前に次々持ち株を売り抜ける米国テック企業経営者(12/7)
- 12月6日ロンドンタイムショートコメント(12/6)
- 12月第2週相場分析(12/6)
- 12月3日ロンドンタイムショートコメント(12/3)
- ドル円下落で露見した投機筋円キャリートレードの巻き戻し(12/3)
- 12月2日ロンドンタイムショートコメント(12/2)
- ドル円一旦下目線か、112.500円割れなら111.500円まで下落も(12/2)
- 12月 月初ボヤキ編(12/1)
- 議会証言に飛び出したパウエルの宗旨替え発言はオミクロンを超える最大のリスク(12/1)
『今市太郎の戦略的FX投資』(2022年1月4日号)より抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
今市太郎の戦略的FX投資
[月額880円(税込) 毎週月・火・水・木・金曜日]
個人投資家がもっと得難いファンダメンタルズを徹底的に集めテクニカルで売買チャンスを探るFX投資家のためのメールマガジンです。土日を覗く平日毎日の配信となりますので、確実に日々の売買に役立てることが可能です。