高配当株投資のメリット
高配当株投資は非常にメリットが大きい方法だといえます。
それが大きく分けて下記の3つです。
- 成果が明確である
- 買い時が分かりやすい
- 株式投資の原点
それぞれを詳しく見ていきましょう。
<メリット1. 成果が明確>
まず最初に、成果が明確である点です。
正直、キャピタルゲインを狙って株価の変動に投資をする場合、明日どころか1年後にどうなっているのか分かりません。
一方で配当はおおよそ半期に1回・あるいは1年に1回、配当がほぼ確実にもらえます。株価の動きを気にしなければ、配当という果実がちゃんと得られるわけです。
感覚的には、果物を育てているような感覚で、毎年特定の時期になるとちゃんと果実が取れる。
従って、比較的続けやすいものであると考えます。
<メリット2. 買い時が明確>
さらに、高配当株は買い時がはっきりしていると言えるでしょう。
先ほど今が買いの好機だと言いましたが、それは株価がより低い時が買い時であるためです。
例えば短期投資の場合は、株価が上がっているときに買って、すばやく売り抜けるという動きをします。つまり、今が株価が高いか安いかというよりも、株がどう動いているかという点に重点を置いて投資していますよね。しかし、それは明確に買い時があるわけではなく、感覚に頼る部分が大きくなります。
一方、配当利回りを狙う投資の場合は、配当利回りが高い方が投資効率が良いので、まさに株価が低迷している時に買えば良いということになります。
配当利回り=配当÷株価ですから、株価がより低いときに投資をする。このことから、買い時がはっきりしているわけです。
<メリット3. 株式投資の原点>
何より、配当というのは株式投資の原点であることが挙げられます。
株式の値段がつくのは最終的にその株から配当が得られるからこそ、値段がついているわけです。ずっと永久に配当を出さない株式は、実は価値がありません。
株式の価値の原点となる配当を見るわけですから、株価の動きがどうだとか、あれこれ悩む必要がないんです。あくまで配当が維持されるのか? 増えるのか? そこに着目していれば良いわけです。
そして、配当が増えるためには、裏付けとなる企業の業績が上がっているか・利益が出ているかどうかを見る必要があります。これを行うことで、最終的には『株式とは何か?』 をしっかりと理解することができるわけです。
つまり単純な株価変動ではなくて、『企業と何か? 株式とは何か?』 という原点に返って投資ができるやり方となります。