デメリットを回避する方法
様々なデメリットを抱える高配当株投資ですが、このデメリットを回避する方法もあります。
- 分散すべし
- 配当利回りにこだわらない
- ルールを決めて淡々と投資
これがデメリットを回避する3つの方法です。それぞれ見ていきましょう。
分散すべし
まずは『分散すべし』という原則です。
例えば先ほどのJTのような銘柄だけに投資していた場合、株価はピークの頃から半分になっていますから、正直かなり辛くなってきます。
ただ、これ以外の配当株は逆に上がっていくこともあります。つまり、1銘柄だけではなく、『いくつかに分散して配当を得るポートフォリオを作り上げる』というのが1つのやり方です。
また、個別銘柄を組み合わせるだけではなく、最初から分散されている投資信託やETFを買う手法もあります。ETFについては、後の方で紹介いたします。
配当利回りにこだわらない
さらに、『配当利回りにこだわらない』という方法もあります。
配当利回りが高すぎる銘柄は、何かしら大きなリスクを背負っている可能性があります。それだけ株価が低いということですし、利回りが高くても買い手がつかないという事ですから、リスクであると考えておくべきでしょう。
それよりも、利回りが例えば3%台だとしても、財務が堅調で、かつ事業も少しずつ成長している企業の方が安定的です。つまり、利回りにこだわらず、あくまで事業が安定しているかどうか? を基準に選んだ方がより確実に成果が得られると考えます。
ルールを決めて淡々と投資する
そして3つ目。
『ルールを決めて淡々と投資する』という点です。
先ほど精神力が試される面があるとお伝えしましたが、これを成功させるためには、ルールを決めて淡々と投資し続けることが大切になります。これを続けていれば、恐らくおおよそ失敗することはないと言えるでしょう。