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株価急落で投資を止める人が続出。衰退確実な日本で弱気相場から逃げ出した人を待ち受ける悲惨な末路=まーしー

弱気相場で国民全員の幸福度が下がる

1960年から2007年のデータを使用した調査では、株式市場のリターンが低い年を間近に経験した人ほど、その後の投資意欲が低いことが明らかになったそうです。また、長期保有を目指して、何十年も売買する必要がないような優良株で運用している投資家ですら、最近の株価急落に動揺しているようです。

その他英国の研究によると、株価が半年から1年の間に下落すればするほど、投資家も非投資家も、一様にその後の精神的な幸福度が低下していました。カリフォルニアの2人の金融学教授による研究では、株価が下落した日には、不安やうつなどの精神的な症状による入院件数が全米で微増していたことが明らかになったとのことです。

投資をしない未来の生活の方が不安

私自身も株価の急落は苦手です。リスク許容度内でしか資産運用をしていませんが、それでも数千万円もの資産変動を目にすることに不安を覚えない日はありません。

けれど、それ以上に株式資産からのリターンがなければ未来の生活に不安を覚えます。

もし株式のようなリスク資産を保有していなければ、2022年のように急激に金融資産を減らすことはありませんでした。しかし同記事で述べていた米国人のように「上下の激しい波があるよりも、常に何がしかの普通の幸せがある方がいい」とは思えません。

そもそも普通の幸せという概念は難しいです。人それぞれ基準が異なりますし、生活する国によっても違うでしょう。私の感覚では「上下の激しい波」がない生活を日本で送ることによって「普通の幸せ」を手に入れることは困難だと感じています。

Next: 衰退確実の日本で生き抜くためには弱気相場からは逃げないこと

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