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中国の若者失業率23.5%は嘘統計?実際は46.5%と約半数が無職か。元凶に中国共産党の「プラットフォーム規制」

失業者が大量に増えたのは、中国共産党の「プラットフォーム規制」の影響

では、どうして中国ではこのように若者が大量失業する時代となったのか。その一因が、プラットフォーム規制である。

中国の雇用が減っているのは「コロナ」のせいだという意見もあるが、実際にそうなのだろう。しかし、多くの国はコロナから立ち直っており、雇用だって順調に回復しており、日本だってサービス業は人材不足となっている。

だから、コロナのせいだけではない。中国特有の何かなのだ。そして、それが中国共産党による「プラットフォーム規制」だ。

前述の記事の中国人教授が次のように指摘している。

「これらの地域では新型コロナの流行が治まった3月の段階で以前の3分の2までしか雇用が回復しなかった。若者は製造業の主要労働者であるため、より深刻な打撃を受けた」という。さらに2021年以降に導入された家庭教師、不動産、オンラインプラットフォーム分野の規制は、若い従業員や高学歴者に不釣り合いな打撃を与えたと指摘した。

※出典:中国の若年失業率、46.5%に達した可能性 研究者が指摘 – ロイター(2023年7月20日配信)

中国共産党がやったプラットフォーム規制は、成長産業として花形だったIT産業も一気に衰退させた。IT産業の崩壊は、同時に若者のクリエイティブな仕事を奪った。

世界はAIブームとして様々なAIが開発されているが、そのような先端技術にも中国共産党の指導が入る。自由なプラットフォームが形成できない以上、海外企業との連携も取れずに中国は国内向けの宣伝しかできなくなった。

このグローバルな時代に、上から制限がかかるほどやりにくいことはない。

こうして仕事を奪われた若者は、食べ残しアプリで日々の飢えを凌ぐなか、共産党幹部らは贅沢三昧で暮らしている。しかも、彼等は思想教育を法文化してまで、中国人から反乱を芽をつかみ取ろうとする。だが、それもいつまでもつのか。

中国共産党は軍隊入りを進めたり、高学歴者に底辺から始めようと言いだす

「仕事がない」と嘆く若者たち。しかも、中国共産党は仕事を作る努力もせずに、「仕事がなければ底辺から始めよう」とか言いだしている。

若者たちからは、「それなら何のために勉強して大学に入ったんだよ」と突っ込みの嵐である。

次のページでは、中国政府がどれだけ無茶な主張をしているのかを引用しておく。

Next: 若者に「底辺から始めよう」と訴える中国政府……そろそろ国が傾く?

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