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普通の人でも明日から使える「すごい企画書」の作り方・通し方=久恒啓一

すごい企画の立て方

(1)「発想力」を身につける

よい企画を立てるには、優れたテーマ設定が重要な決め手になります。平凡なテーマからは、やはり平凡な企画しか出てきません。きらりと光る問題意識や、優れたテーマ設定ができる「発想力」を身につけることが求められます。

優れた発想や斬新な発想は、世の中の優れた企画やアイデアになるべく多く接することで、おのずと身につくことが多いようです。

「発想力」を身につけて、よい企画づくりに挑戦したいものです。

(2)「情報力」を身につける

企画力のポイントの1つに「情報力」があります。企画のよしあしは、企画に役立つ情報を効率的に収集できるかどうかで決まってしまいます。

情報には、書籍・雑誌や資料類などで手に入る文字情報や、関係者へのインタビュー記事などによって得られる音声情報、図解やテレビ・ビデオなどから入手できる視覚情報などがあります。

短時間で要領よく情報を集めるには、文字情報だけでは限界があります。上記のような音声情報や視覚情報がうまく活用できるようになれば、「情報力」が高まり、効率的に情報収集できるようになります。

(3)「編集・構築力」を身につける

収集した情報を整理し、1つのまとまった体系に組み上げていく作業を「編集・構築作業」といいます。これらの作業では、相互の情報を関係づけながら、わかりやすい全体像を取り出す能力が問われます。

多種多様な情報群を整理し、編集するときも、ビジュアルな図解が大いに役立ちます。ビジュアル化に慣れ親しむことで、「編集・構築力」が大きく高まるからです。

ビジュアル化を手がかりに、「編集・構築力」をつけ、企画に役立ててください。

(4)「デザイン力」を身につける

「編集・構築力」が、集めた情報を組み立てて、1つの体系にまとめていくのに対して、テーマに沿って戦略的に大きく絵を描く能力も必要になります。そうした能力を、ここでは「デザイン力」と呼びます。

企画を立てることは、新しい考え方を提示することです。そのためには、戦略的な構想に基づいて大きな絵が描ける「デザイン力」がないと、インパクトのある企画になりません。

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ここで説明してきた能力を高め、それを総合することで、「よい企画」が立てられるようになるのです。

Next: 「すごい企画」も通らなければ無意味。組織の中でどう立ち回る?

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