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普通の人でも明日から使える「すごい企画書」の作り方・通し方=久恒啓一

企画を実現する方法

(1)「組織力」を身につける

せっかく立てた企画も、採用されなければ意味がありません。できあがった企画を、自分の組織や相手の組織に合った形で通す力を、ここでは「組織力」と呼ぶことにします。

自分の持っている資源を総点検し、最大のパワーを発揮するよう組織化します。また、相手側の組織を研究し、意思決定のメカニズムを熟知したうえで、だれに、いつ企画を説明するかを決めましょう。

(2)「伝達力」を身につける

企画を相手に売り込む「伝達力」についても同じことがいえます。いくらすばらしい企画を立てても、その趣旨を相手に適切に伝えられなければ、相手の賛同を得ることは難しくなります。

自分の企画に自己満足しているだけでは、何にもなりません。その企画がいかに優れているか、その特長をわかりやすく相手に伝える努力が重要になるわけです。

この点についてはまた別の機会に解説しますが、ここでは、図解化が企画を売り込む「伝達力」の決め手になるということを理解しておいてください。

(3)「総括力」を身につける

どんなに優れた企画も、実行段階に入ると予期しなかったトラブルが発生したりするものです。実行段階で、さまざまなトラブルに対処することは必要なことですが、同時に教訓を蓄積していくことが大切になります。

企画は、実行されたら終わりではありません。企画のもたらした効果を冷静に把握し、評価し、総括することが、つぎの企画に向けての準備にもつながります。

ここでは、企画のもたらした効果を把握し、評価し、総括する能力を「総括力」と呼ぶことにします。

以上、企画を実現するための「組織力」「伝達力」「総括力」の関係を表した図が下になります。

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※本記事は有料メルマガ『久恒啓一メールマガジン 図解達人への道』2017年4月6日、13日、20日号日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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久恒啓一メールマガジン 図解達人への道』(2017年4月6日、13日、20日号)より
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文章と箇条書きを中心とするコミュニケーションは、組織の生産性を3割ほどもダウンさせているのではないか。こういった観点から私は過去20年にわたって、「図解コミュニケーション」という考え方を提唱して活動を続けてまいりました。図解コミュニケーションの核心は、理解力や伝達力の向上以上に「考える力」の獲得にあります。企画力、構想力、思考力を鍛えることが個人にとっても組織にとっても喫緊の課題です。受講者との交流を大事にしながら、図解コミュニケーションの達人を数多く輩出していく場にしたいと念願しています。

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